迷レンズ探訪

あまり陽の目を見ないレンズやカメラを取り上げていきます。

やはり純正のワイコンは優秀だった オリンパス WCON-P01

2024-11-15 23:41:37 | フロントコンバージョンレンズ
オリンパスのマイクロフォーサーズの標準ズームレンズM.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 ⅡR用のワイドコンバーターWCON-P01 (Widw-converter×0.79)です。倍率が0.79倍ですので、14mmの時は11mmとなり、35mmフィルム判換算で22mmの画角となります。


 レンズ構成:2群2枚
 最短撮影距離:0.2m
 重量:85g

半年ほど前にちょっと飲んだ帰りにふらっと寄った中古カメラ店で見つけ、酔った勢いで買ってしまいました。買ってからRICOH GW-1があることを思い出して、ちょっとだけ後悔しました。同じものを2つ買ってしまったような気分です。そしてマスターレンズが沈胴式ですので、一番焦点距離の短い14mmの時にWCON-P01を装着すると、レンズがこんなに伸びた状態となってしまいます。ちょっと大きいなという感じがします。


とはいえ、こちらは純正の専用ワイコンですので、写りのほうはどうしても期待してしまいます。
さて、GW-1と撮り比べてみると、解放F値3.5では、GW-1は四隅がわずかに甘くなりますが、WCON-P01はさすがに周辺までしっかり解像していました。歪曲は、WCON-P01のほうがGW-1よりも若干大きい樽型をしめします。
実際の撮影では、目立ちにくい被写体なら歪曲はあまり感じません。


でも状況によっては、若干ですが歪曲が見える場合もあります。


とはいえ、よく写ります。四隅までしっかり解像しています。



 Lumix G2+ M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 ⅡR用+WCON-P01 

やはり純正ワイコンは優秀だったと、ということでした。

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ちょっと昔の雰囲気が残る建物 WOLLENSAK CINE VELOSTIGMAT 1inch F2.5

2024-11-10 16:00:21 | Cine lens, TV lens
APS-CサイズをカバーするCマウントのシネレンズWOLLENSAK CINE VELOSTIGMAT 1inch F2.5を持って街角散歩です。


最近は再開発という名のもとに新しいビルに建て替えが進んでいますが、一本入ったところにはまだ古い建物も少し残っています。


とはいえ、これらも気が付いた時にはなくなっているかもしれません。今のうちに少しずつ記録しておくようです。

 SONY NEX-3N+WOLLENSAK CINE VELOSTIGMAT 1inch F2.5
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快晴の空に虹が現れた

2024-11-04 16:04:24 | Lens made by TAMRON
雲一つない快晴の日、消防車が放水しながらやってきました。
すると、なんときれいな虹が現れました。

もう1台の消防車もやってきました。真ん中に虹が出ています。

そして2台めの消防車は虹の中を通っていきました。
 いずれもPentax K-30+Tamron AF18-250mmF3.5-6.3XR Di II(Model A18) 
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カニ爪のないマイクロレンズ New Micro-NIKKOR 55mm F3.5 Ai改

2024-10-26 22:33:21 | Nikon F mount lens made by NIKON
今日のレンズは、MF時代のニコンFマウントのマイクロレンズNew Micro-NIKKOR mm F3.5 Ai改(販売店の表示によると)です。ニコンは拡大倍率等倍までのレンズをマイクロ(Micro)レンズと呼んでいます。他社はマクロレンズと言っているところが多いようです。


ニコンのレンズの種別は複雑でして、ニコンマニアではない私のような人間にとっては、区別がつきにくいです。というわけで世の中の詳しい方の情報をもとに、知ったかぶりして書いていきます。このレンズは1975年から1977年頃に発売されたようです。シリアル番号からみると、距離環がゴム巻きとなったNew Nikkorレンズですが、マウント部の裾の一部が切り取られており、いわゆるAi改造されているレンズです。Aiレンズになってカニ爪に穴が開いたタイプ(通称ブタ鼻)になるので確認できるのですが、私が入手した個体はカニ爪が除去されていました。Ai改造されたレンズのようです。ということでNew NikkorレンズですがD70でも装着できます。


外観はほぼこのままで、次のタイプのAi Micro-Nikkor 55mm F3.5に移行していきます。
 レンズ構成:4群5枚
 最短撮影距離:0.241m
 重量:240g
 フィルター径:52mm

今日はニコンD70に付けて撮影してみました。まずは遠景。なかなか、コントラストが高い絵ができます。


中景ではどうでしょうか。後ろボケは少し硬い感じがします。


もう少し近距離にすると、まだちょっと硬さが残っているようです。


さらに近寄って最短撮影距離に近づくと、ピント合致部は切れ味抜群ですね。後ろはなだらかにボケていきます。

 いずれもNIKON D70+New Micro-NIKKOR 55mm F3.5 Ai改

なかなか良いマクロ、いやマイクロレンズです。
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地下街を行く

2024-10-20 23:13:54 | Micro Four Thirds
新宿の地下街は昼夜を問わず、様々な人が行き交います。





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0系新幹線が走っていたころ(新幹線60周年にあたり)

2024-10-11 22:58:24 | A-mount by KONICAMINOLTA, SONY
今年10月で新幹線開業から60年となります。
開業時の新幹線車両といえば0系、丸っこい鼻のかわいらしい顔をしている車両でした。その0系は歴代の新幹線車両の中では一番の長寿の車両です。1964年に運行を開始し、最後は山陽新幹線として2008年11月まで定期運行していました。(※)
活躍の最後年である2008年の夏に、最後の雄姿を記録しようと思って出かけました。たしか新大阪に顔を出すのは2往復だったような記憶があります。効率よく走行写真を撮りたくて、西明石駅に出かけました。


朝7時25分頃の上りと8時20分頃の下りが0系での運用でした。



現在の山陽新幹線は、N700系(N700AやN700S含む)主体で、500系と700系がわずかに残るだけですが、2008年にはさまざまな新幹線車両が走っていました。
まずは100系。ちょっと尖った顔がお洒落にみえました。すでに4両及び6両の短編成だけが残っていました。色はグレーの車体に緑色の帯でした。


そして初代のぞみと言えば300系、鉄仮面のような顔でした。


次は新幹線車両の中では一番スマート、一番格好良いと大人気の500系。


そして、カモノハシのような顔の700系。この当時はノーマルの16両編成とレールスター用の8両編成が走っていました。



現在の主流のN700系、2007年7月から定期運用が開始された、当時としては新車両でした。

 αSweet Digital+Minolta AF 75-300mmF4.5-5.6D 

今では考えられないほどの車両バリエーションが豊富な時期でした。

参考文献
※:「特集:新幹線60年」『鉄道ファン 2024年10月号』交友社、2024年10月1日発行、pp.9-61


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絞りF1.2が作る「ほあほあ」なボケ Pergear DH MC 35mm F1.2

2024-10-01 06:15:02 | Lens made in RUSSIA, CHINA
今日のレンズは、ソニーEマウントのPergear DH MC 35mm F1.2です。レンズには表記がありませんが、中華レンズです。


APS-Cサイズ用で、フルサイズ機に付けるとかなりケラレが出ます。35mmフィルム判換算で52.5mmということでAPS-Cサイズでは標準レンズとなります。


 レンズ構成:5群6枚
 最短撮影距離:0.25m
 重量:210g
 フィルター径:43mm

開放F値1.2のレンズとしては、フィルター径43mmで収まるくらい、かなりコンパクトです。以前に取り上げたNEEWER 35mmF1.7よりは、ずいぶんと細身にみえます。
造りのほうは、ピントリングのトルクも十分あり、感触は悪くないです。絞りはクリックがなく、表記は等間隔ではありません。対数配列というわけでもなさそうです。F8の次がF16でF11が抜けているという面白い配列です。


さて写りのほうはどのような感じでしょうか。
まずは遠景。昼間は絞り開放では露出オーバーになるので、少しだけF4まで絞っています。さすがにしっかり解像しています。

 SONY NEX-3N+Pergear DH MC 35mm F1.2

このレンズの特徴は、最短撮影距離0.25mまで寄れることです。マクロレンズ的に使えそうです。F1.2の特徴を生かすために、絞り開放での近接撮影ををしてみました。ピントの合致部分も少しフレアがかかっていて、後ろ「ほあほあ」なボケになります。

 SONY NEX-3N+Pergear DH MC 35mm F1.2

ピントの合う範囲が狭く、ファインダーのない機種ではピント合わせに苦労します。俗にいう「ピントが薄い」という状況です。
 SONY α7+Pergear DH MC 35mm F1.2(APS-Cサイズにクロップ)

 SONY α7+Pergear DH MC 35mm F1.2(APS-Cサイズにクロップ)

画面によっては、後ろボケが廻っているようにもみえます。

 SONY α7+Pergear DH MC 35mm F1.2(APS-Cサイズにクロップ)


 SONY α7+Pergear DH MC 35mm F1.2(APS-Cサイズにクロップ)

ピント合わせには苦労しますが、なかなか味のある面白レンズです。


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夕暮れ、茜色

2024-09-29 16:22:32 | Compact Digital Camera
日が短くなりました。西のほうに茜色の雲がみえました。
 ソニー Cyber-shot DSC-WX1 
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ギラギラっと

2024-09-15 23:21:31 | Micro Four Thirds
残暑が続いています。暑いです。
空を見上げると、ギラギラっと、光っています。

暑いなあ

ギラギラっと、光っています。
  Olympus E-PL3+BCL-0980 
 
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大きな神輿がやってきた

2024-09-08 17:56:04 | Lens made by TAMRON
今年も秋祭りの季節がやってきました。
八幡様の大神輿「二之宮」と「一之宮」が街を練り歩きます。

バスの列をかき分けて進みます。


「二之宮」の担ぎ手は百人、巨大な神輿です。

 Pentax K-30+Tamron AF18-250mmF3.5-6.3XR Di II(Model A18)

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可変式赤外線フィルターを使ってみる  FOTGA FADER IR 530-750nm

2024-09-01 14:46:28 | Infrared Photography
15年ほど前から赤外線写真にトライしてきました。これまで無改造のデジタルカメラに、赤外線フィルターとして、Wratten filter No.89Bというゼラチンフィルターを、ホルダーに入れて撮影していました。ホルダーが扱いにくいので、できればレンズの前に直接嵌められる普通の形状の赤外線フィルターを使ってみたいと思っていました。高価なものが多い中、ネットを見ていたら可変式赤外線フィルターが比較的安価で売られているのを見つけました。
説明を見ると、透過光の波長を530nmから750nmまで変化させるフィルターとのこと。以前に枠を回すと徐々に濃度が変わって減光量が調整できる「バリアブルNDフィルター」を使いましたが、これと同じような使い勝手だろうと思い、購入してしまいました。


購入したフィルターは、可変式赤外線フィルター FOTGA FADER IR 530-750nmです。


すでに使っている方のネットでの情報では、通常の赤外線フィルター(IR720)とは同じような効果が得られるとの話が出ていました。枠を回すと、色合いが変化します。短波長側は橙色、波長が長くなるにつれて赤色が濃くなっていきます。


最後には黒がかった濃赤色になります。

さて、デジタルカメラ(無改造)では、どのように写るのでしょうか。720nm付近で撮影してみましょう。得られた画像を見てみますと、光が当たった葉があまり白くなっていません。白黒で確認してみましょう。ちょっと赤外効果が少ないように感じます。また画質も甘くなっています。

Pentax K-30+SIGMA HIGH-SPEED WIDE 28mm F1.8II+FOTGA FADER IR(720nm)

ちなみに、いつものWratten filter No.89Bを使った写真と比較してみると、一目瞭然です。

ペンタックスK-30+smc PENTAX-DA 35mm F2.4 AL+Wratten filter No.89B

次に、720nmに設定したFOTGA FADER IRで撮影した写真を、画像処理にてカラースワッピングしてみました。葉が赤くなった独特の絵ができました。いろいろ試してみましたが、葉の色を白っぽくすることは無理でした。

Pentax K-30+SIGMA HIGH-SPEED WIDE 28mm F1.8II+FOTGA FADER IR(720nm)

これはこれで、面白い感じもしますが、思っていた赤外線写真とはちょっと違ってしまいました。
赤外線撮影用改造カメラですと、しっかり赤外効果が出るのかもしれません。私の無改造の機材では、可変IRフィルターFOTGA FADER IRを使って本格的な赤外線カラー写真を撮るのは難しい、ということのようです。
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なつかしいMLBの球場の景色

2024-08-24 23:53:46 | フィルム時代
ドジャーズの大谷選手が、40本塁打-40盗塁の大記録を達成しました。記録達成はMLBの球場であるロサンゼルスのドジャーズスタジアムでした。ということで、今回はMLBつながりの写真です。以前から進めている昔の写真のデジタル化の中で、45年前のMLBの球場の写真が出てきました。
まずは、ドジャーズつながりで、ロサンゼルス・ドジャーズ対サンフランシスコ・ジャイアンンツの試合の写真です。場所は、当時のサンフランシスコ・ジャイアンツの本拠地の「キャンドルスティック・パーク」です。1960年開場で、1999年までMLBの試合が行われていたそうです。現在、ジャイアンツの球場は、サンフランシスコのダウンタウンに近い、オラクル・パークです。人気チーム同士の対戦なので、ほぼ満席状態です。

Minolta SRT101+MC Rokkor PF 55mm F1.7 Kodachrome64

次は、サンフランシスコ湾の対岸にある、オークランド・アスレチックスの本拠地「オークランド・コロシアム」です。キャンドルスティック・パークからは直線距離で15kmくらいの近さです。サンフランシスコの町中からはBARTという電車1本で行けます。試合は、カリフォルニア・エンジェルス対オークランド・アスレチックス。当時のアスレチックスは人気がなく、土曜日のデーゲームでもガラガラでした。

Minolta SRT101+MC Rokkor PF 55mm F1.7 Kodachrome64

打席に入っているのが、エンジェルスの当時のスター、ロッド・カルーです。座席が選手と同じくらいの高さのところだったのに驚きました。見やすくて良い球場だったのですが、今シーズンを最後に、アスレチックスは別の球場に移転するとのことです。

Minolta SRT101+MC Rokkor PF 55mm F1.7+Kenko Tele-plus×2 Kodachrome64
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夏、夏、夏、まだ暑い

2024-08-20 23:48:45 | Miscellaneous Lens
夏の雲がみえました。自転車の信号待ちに、スマホでパチリ。

  SHV45 3.4mm 
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ボックスの中のレンズたち(3)

2024-08-16 23:18:52 | レンズ目次
長年、集めてきたがらくたレンズ(迷レンズ)、防湿庫に入りきらないものは、ボックスに詰め込んで保管しています。そのボックスも増殖して、いくつあることやら。
風通しのためにふたを開けると、このボックスには、こんなレンズが入っていました。ちょっと乱雑になっていますが、様々なレンズが入っています。


(上段左から)
ペトリレンズのマウントアダプター(自作)
OLYMPUS MC AUTO-S 50mmF1.8
YASHICA ML MACRO 55mm F4
WOLLENSAK CINE VELOSTIGMAT 1"(1inch)FOCUS F2.5
KONICA HEXANON AR 50mm F1.7
(中段左から)
NIKONOS-III
Tokina EL 28mm F2.8
TOPCON RE TOPCOR 55mm F1.7
Soft-Focus Lens ベス単(仮)
NIKKOR-H Auto 28mm F3.5
(下段左から)
TOKYO KOGAKU UV TOPCOR 35mm F3.5
BRAUN PAXETTE II M
Staeble Choro 38mm F3.5
AUTO MAMIYA-SEKOR CS 50mm F1.7

これまでに紹介したレンズにはリンクがはってあります。
まだ、紹介できていないレンズが数本ありますは、それは、そのうちに、というところで。


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飛鳥山の坂を下る

2024-08-10 22:31:58 | Software
飛鳥山の坂を下る都電を、ジオラマ風に味付けしてみました。
 SLT-A33+Tamron 18-270mm F3.5-6.3 Di II PZD 
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