迷レンズ探訪

あまり陽の目を見ないレンズやカメラを取り上げていきます。

カラフルなコニレット 小西六 コニレットI

2022-09-18 15:45:29 | Classic Camera

小西六(その後コニカ→現コニカミノルタ)のスプリングカメラのコニレット、以前にトップカバーが金属製のコニレットIIをご紹介しましたが、今回は1953年に発売された初代のコニレット「コニレットI」を取りあげます。


コニレットI
 フィルム      :30×36(35ミリ幅孔なしパトローネフィルム使用)
 ファインダーカバー:積水化学製プラスチック素材(*1)
 本体カバー    :松下電工製ベークライト素材(*1)
 フィルム給送   :手巻
 シャッター     :KONIX B・1/25~1/200秒
 焦点調節      :前玉回転目測式
 レンズ       :Konitor50mm F4.5 (3群3枚)
 フィルター径   :19mm
 最短撮影距離    :1.0m

何と言っても目につくのが、ファインダーカバーの淡緑色のカラフルさです。ボディの濃茶色に映えて、なかなかお洒落です。なおコニレットIも形態的には5種のタイプが存在するようです。(*2) その分類でいうと、私の所有機はタイプI-2)にあたるようです。

付いているレンズはKonitor50mm F4.5。以前にも紹介しましたが、なかなか良い写りをします。

参考文献
*1:岡野芳太「コニレット同好会」『毎日ムック ’95カメラこだわり読本』毎日新聞社、pp.132-137、1995年8月25日発行
*2:正木正佳「コニレットI型は5種類あるのか?」『カメラコレクターズニュース』カメラコレクターズニュース社、1985年8月号、pp.1-10


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