フィルムカメラ時代には、各社で接写リングとして数種の長さのチューブを組み合わせて使用するEXTENSION TUBE SETが販売されていました。ニコン、ペンタックス、ミノルタなどは比較的ポピュラーで、現在でも中古カメラ店で時々見かけます。マイナーなマウントであるペトリのEXTENSION TUBE SETは、あまり目にすることはありません。今日はそんなレアなアイテムである、PETRI EXTENSION TUBE SETを紹介します。
まず外箱から発泡スチロールを出し、上蓋を開けると、このように5つのリングが出てきます。左から、ボディ側マウント、中間リング小、中間リング中、中間リング大、レンズ側マウント、と並んでいます。
箱から出すとこのような形状をしています。
ペトリのEXTENSION TUBE SETの最大の特徴は、3種の中間リングのネジがなんと42mm径であることです。つまり3種の中間リングはM42マウントの中間リングとしても使えることになります。
ということで、ペトリのEXTENSION TUBE SETは4つの使い方ができます。
(1) ペトリカメラとペトリレンズの組み合わせでの接写リング(本来の使い方)
(2) ボディ側マウントを使って、M42レンズをペトリカメラに装着するマウントアダプター
(3) 中間リングを使って、M42マウントレンズとM42マウントカメラの組み合わせでの接写リング
(4) レンズ側マウントを使って、ペトリレンズをM42マウントカメラ に装着するマウントアダプター(ただし近接撮影専用)
なんと「一粒で四度おいしい」EXTENSION TUBE SETということになります。
他にも、工夫次第でいろいろ使えそうです。詳しくは後日、ということで。