今日のレンズはコシナのMFタイプの標準レンズ COSINA 50mm F2(K-mount)です。薄型の準パーケーキレンズの形状をしています。

以前に紹介したリコーのRIKENON P 50mm F2と同じようなレンズですが、スペック的には最短撮影距離が異なり、全長は若干厚くて重量も増えています。

レンズ構成:*群*枚
最短撮影距離:0.5m
重量:165g
フィルター径:49mm
コシナの50mmF2のレンズとしてはCOSINON-Sという表記の50mmF2のレンズは良く見かけますが、COSINA 50mm F2はあまり見かけないようです。ネットで検索すると、海外の通販サイトに、Cosina CT1 Superに付いているCOSINA 50mm F2が出てきました。もしかすると海外での販売用に名前を変えたのかもしれませんが、COSINON-Sと同じモノかどうかは不明です。

写りのほうはどうでしょうか。まずは遠景です。解像力はなかかな良いです。絞り開放ではわずかに周辺光量落ちがありますが、同様のスペックのレンズとしてはかなり良いほうかと思います。

近接撮影ではしっかり玉ボケが出ます。50cmまで近づけるので、最短撮影距離が0.6mであることが多いパンケーキレンズよりは使いやすいです。

絞り開放では、周辺には少し口径食の影響が出ます。

被写体まで適度な距離の場合は、ちょっとだけザワザワとした後ろボケが発生します。個人的にはこういうボケは面白くて好きです。

いずれもSONY α7+RIKENON P 50mm F2
しっかり写る、使いやすい準パンケーキレンズというところです。