どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

ドシュマンとドウースト・・イラン、正直ものと不正直もの・・ウズベキスタン

2016年03月05日 | 昔話(アジア)

   ドシュマンとドウースト/子どもに語るアジアの昔話2/松岡享子/こぐま社/1997年初版
   正直ものと不正直もの/ウズベクのむかしばなし/須貝亮子・訳/新読書社/2000年初版


 動物の話をかげで聞いて、そのとおりに行動すると幸運がまいこみ、その話を聞いたもう一人が動物のところにいくと、さんざんな目に合うという同じ話型の話。

 両者ともまずは、二人がでてきますが、一方は善良で、もう一方は人をだますのも平気な男です。

 昔話の主人公の名前には苦労しそうで、ドウーストは”友”、ドシュマンは”敵”。
 ウズベキスタンは、正直ものと不正直ものとわかりやすいが、耳で聞いた場合はどんなイメージになるでしょうか。

 イラン版では、ライオン、トラ、オオカミとキツネがとっておきの秘密の話をします。
 ウズベキスタン版でも同様にライオン、トラ、オオカミとキツネがでてきますが、ジャッカルもでてきます。

 イランとウズベキスタンは地理的には近い国で、シルクロードを中心に文化交流も盛んだったにちがいありません。


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