どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

イワーシェチカと白い鳥・・ロシア

2018年05月19日 | 絵本(昔話・外国)


   イワーシェチカと白い鳥/再話:I. カルナウーホワ・再話 松谷 さやか・訳 M・ミトゥーリチ・絵/福音館書店/2013年


 ロシアといえばバ-バ・ヤガー。むすめのアリョンカもでてきます。

 イワーシェチカを魚ごと、ふくろにいれてもちかえったバーバ・ヤガーでしたが・・・。

 魚釣りをしているイワーシェチカに、お母さんの声で、岸にもどるようにさけんだバーバ・ヤガーでしたが、お母さんの声とちがうと見破られたヤガーが、かけこんだのはかじ屋。どうやったのでしょうか、やさしい声がでるようになります。

 夜になってまた声をかけたヤガー。お母さんが呼んだと思ったイワーシェチカが、舟を岸につけると、ヤガーにつかまってしまいます。

 ヤガーのむすめアリョンカがペチカで、火を勢いよくたいて、ピザ風にこんがり焼こうとしますが、イワーシェチカが手と足をひろげてどうしてもペチカにはいりません。
 アリョンカはすぐはらをたて、「母さんが、じぶんでやけばいいのよ!」と長椅子でねてしまいます。

 ヤガーの家からぬけだしたイワーシェチカは、大きなカシの木にのぼります。

 ヤガーがイワーシェチカをみつけると、カシの木をがり がりすると二本の歯がおれてしまいます。

 またかじ屋をおどかして、鉄の歯を二本入れて、また木をかじりはじめます。

 イワーシェチカは白い大きな鳥に、つばさにのせてくれるようたのもますが、あちからくる鳥にたのみなと断られ、つぎの白い大きな鳥からも断られます。

 その間にも木はどんどんかじられ・・・。

 バーバ・ヤガーの家は普通の家?です。

 冒頭部には、イワーシェチカが両親に愛されている様子が描かれ、水彩画風の絵とあいまって落ち着いた感じです。

 ロシアには、「バーバ・ヤガーと白い鳥」「マーシャと白い鳥」などもありますが、白い鳥も欠かせないようです。


この記事についてブログを書く
« 魔法の銀貨 | トップ | カモメ »
最新の画像もっと見る

絵本(昔話・外国)」カテゴリの最新記事