Mars&Jupiter

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ホアキン・マラツの「スペイン・セレナーデ」を聴きながら、星川駅から横浜まで歩く

2008-05-09 06:59:53 | 古典~現代音楽スペイン編
昨日は星川駅から横浜まで歩きました。
途中聴いた曲は、マラツの「スペイン・セレナーデ」。
ホアキン・マラツ(Joaquin Malats)は、
1872年バルセロナ生まれの作曲家のようだ。
しかし、それ以上の情報はなかなか得られず、
どんな人物だったのかは、わからない部分が多い。

アルベニスと同時代に活躍したピアニストである彼の、
スペイン・セレナーデはピアノ独奏の作品で、
「スペインの印象」という曲集の第2曲である。
その原曲をタレガ(タルレガ)がギター用に編曲し、
ギターの曲として有名になった。

セゴビアとシュニーヴァイスによるギター演奏で、
その作品を聴いてみたが、セゴビアの演奏は、
ロマンティックで甘い感じの音色と、
流れるような演奏はいいのだが、
古きよき時代を感じさせるようで、
何といっても録音が古く、聴きづらい。

シュニーヴァイスの演奏は録音が新しいので、
細かい曲のニュアンスを克明につかむことができる。
いかにもスペイン風の主題をもとに、
展開されるこの短いギターに適した曲の
原曲がピアノ独奏の曲であるというのも信じられない。
もちろん、ギター用に編曲したタレガ(タルレガ)の
すぐれた才能の部分もあるだろうが、
こうなってみれば、原曲のピアノも聴いてみたくはなる。
ピアノ曲も売っているみたいなので、
今度機会があれば買って、聴き比べてみたいものだ。
コメント
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