Mars&Jupiter

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エルネスト・アルフテルの「羊飼い娘の踊り」を聴きながら、星川駅から横浜まで歩く

2008-05-08 05:23:29 | 古典~現代音楽スペイン編
昨日は星川駅から横浜まで歩きました。
途中聴いた曲は、エルネスト・アルフテルの「羊飼い娘の踊り」。
エルネスト・アルフテルは、1905年マドリードで生まれ、
ロドルフォ・アルフテルの弟にあたる。
13歳にしてピアノ曲を作曲するようになり、
ファリャに作曲を師事し、影響を受けるとともに、
スカルラッティなどの音楽に刺激を受け、
新古典主義的な作品も多く残している。

1934年からはセビリア音楽院の指揮者として活躍したようだ。
師ファリャが作曲した未完のカンタータ「アトランティダ」の
補筆作業にファリャの死後取りかかり、
1962年完成版が初演されたあとも、改訂版の作業にとりかかり、
1976年には改訂版を完成させたりしている。

「羊飼い娘の踊り」は、バレエ「ソナティナ」の中の曲を
ピアノ用に組曲として編曲した「乙女の組曲」の中の
4曲目の作品で、1920年代に作曲された。
スカルラッティ風の哀愁を帯びた旋律は、
新古典主義的な流れを受けてはいるが、
一方で師ファリャの影響もあってか、
もう一つの旋律は国民楽派風の音楽で、
リズミカルで激しいスペインらしい曲だ。
新古典主義と国民楽派の音楽が、
見事に融合しており、なかなかの作品である。
コメント
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