Mars&Jupiter

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モーリッツ・モシュコフスキの「女道化師」を聴きながら、西谷駅から希望が丘駅まで歩く

2008-05-24 09:10:15 | 古典~現代音楽ポーランド編
昨日は西谷駅から希望が丘駅まで歩きました。
途中聴いたのは、1854年ポーランド生まれの
モシュコフスキーのピアノ小品の「女道化師」作品52の4。
ピアノのための6つの幻想曲集の中の4曲目にあたる。
モシュコフスキはドイツで音楽を学び、その後はパリに住み、
ピアニストや音楽教師としても活動したようだ。

「女道化師」の作曲年代はよくわからないが、
アンコール曲として演奏されることのある作品だ。
ホルヘ・ボレットがカーネギー・ホールで、
1974年2月25日に行ったコンサートの
アンコール曲として演奏している。
2分足らずの短い曲であるが、華やかさがあり、
パリ風のおしゃれなセンスを感じる曲である。

彼にピアノを学んだことのあるヨーゼフ・ホフマンも、
モシュコフスキのピアノ小品を1916年に録音に残している。
作曲年代不詳のスペイン奇想曲作品37の、
ホフマン盤の録音は古く、しかも短縮版ということなので、
曲のすべてを演奏しているわけではないのだが
モシュコフスキのスペイン的な音楽趣味を十分伝えてくれる。
もちろんスペイン民俗音楽から素材をとってはいるが、
どこかショパンなどの作品などを思わせるところがある。
そういうことを思いながら、ヨーゼフ・ホフマンが弾く、
「女道化師」を聴くと、ショパンの音楽との近さも感じてしまう。
一見、ポーランド生まれといってもポーランドには
関係なさそうにみえた音楽がそうではなくなってみえる。

自分のホームページの一部リニューアルしました。
そこに前回のイタリア・スペイン・ポルトガル編に関するCD等の
情報を載せています。具体的には、以下のアドレスです。
http://www1.ocn.ne.jp/~bocchi07/chamber-music-cd-it-sp-po.html

を参考にしていただければ幸いです。
コメント
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