昨日は和田町駅から横浜まで歩きました。
途中聴いたのは、1882年生まれのシマノフスキの弦楽四重奏曲。
ポーランドの代表的な作曲家の彼は、
2つの弦楽四重奏曲を残しているが、
新古典主義的な時期に作曲された作品といわれる。
弦楽四重奏曲第1番ハ長調作品37は、1917年に作曲された。
第1楽章レント・アッサイ-アレグロ・モデラートは、
3/4拍子の序奏のあと4/8拍子の主部が続く。
2つの主題によるソナタ形式で書かれている。
古典的な形式による作品ではあるが、
曲自体後期ロマン派的な影響は消えていない。
第2楽章は、3つの部分から構成されている。
第1部アンダンティーノ・センブリーチェは、
「カンツォーネ風に」となっていることもあり、
曲は3/4拍子で、ゆったりと始まり、歌うような旋律である。
第2部アダージョ・ドルチッシモは、6/8拍子で書かれ、
転調による旋律の変化は彼独特の神秘的な音楽を作り出す。
第3部レント・アッサイ・モルト・エスプレッシーヴォは、
3/8拍子で書かれ、曲は印象主義的な陰影のある
表情豊かな音楽になっており、ドビュッシー風である。
第3楽章は、序奏つきのソナタ形式で書かれている。
序奏はヴィヴァーチェで3/4拍子で始まり、
古典主義的な感じで始まり、激しさを増す。
主部はスケルツァンド・アラ・ブルレスカで、
提示された主題が展開されていく。
曲はヴィヴァーチェ・マ・ノン・トロッポへと続き、
終わりにかけ一時盛り上がりをみせ、最後は静かに終わる。
弦楽四重奏曲第2番作品56は、1927年に作曲された。
第1楽章モデラート・ドルチェ・エ・トランクィロは、
4/4拍子で始まるソナタ形式の楽章である。
タトラ山地の民族音楽の影響を受けていた時期だからか、
弦楽四重奏曲第1番とは曲想は違い、より神秘的である。
第2ヴァイオリンとヴィオラのトレモロに支えられ、
第1ヴァイオリン・チェロにより奏される旋律が印象的である。
第2楽章ヴィヴァーチェ・スケルツァンドは、
短い3/4拍子による序奏と2/4拍子による主部からなる。
激しく始まる序奏に続き、主部でみせる音楽は、
リズムとともに旋律が独特でインパクトがある。
これも山地の民族音楽からの影響だろうか。
バルトークなどの音楽と共通するような音楽の世界で、
躍動感にあふれた音楽は、最後突然にして終わる。
第3楽章レントは4/4拍子の楽章である。
民族音楽を起源とした主題によるフーガで構成されているようで、
対位法的な手法と民族音楽的な要素が融合したような独自の音楽で、
最後にかけての劇的な盛り上がり方はさすがである。
途中聴いたのは、1882年生まれのシマノフスキの弦楽四重奏曲。
ポーランドの代表的な作曲家の彼は、
2つの弦楽四重奏曲を残しているが、
新古典主義的な時期に作曲された作品といわれる。
弦楽四重奏曲第1番ハ長調作品37は、1917年に作曲された。
第1楽章レント・アッサイ-アレグロ・モデラートは、
3/4拍子の序奏のあと4/8拍子の主部が続く。
2つの主題によるソナタ形式で書かれている。
古典的な形式による作品ではあるが、
曲自体後期ロマン派的な影響は消えていない。
第2楽章は、3つの部分から構成されている。
第1部アンダンティーノ・センブリーチェは、
「カンツォーネ風に」となっていることもあり、
曲は3/4拍子で、ゆったりと始まり、歌うような旋律である。
第2部アダージョ・ドルチッシモは、6/8拍子で書かれ、
転調による旋律の変化は彼独特の神秘的な音楽を作り出す。
第3部レント・アッサイ・モルト・エスプレッシーヴォは、
3/8拍子で書かれ、曲は印象主義的な陰影のある
表情豊かな音楽になっており、ドビュッシー風である。
第3楽章は、序奏つきのソナタ形式で書かれている。
序奏はヴィヴァーチェで3/4拍子で始まり、
古典主義的な感じで始まり、激しさを増す。
主部はスケルツァンド・アラ・ブルレスカで、
提示された主題が展開されていく。
曲はヴィヴァーチェ・マ・ノン・トロッポへと続き、
終わりにかけ一時盛り上がりをみせ、最後は静かに終わる。
弦楽四重奏曲第2番作品56は、1927年に作曲された。
第1楽章モデラート・ドルチェ・エ・トランクィロは、
4/4拍子で始まるソナタ形式の楽章である。
タトラ山地の民族音楽の影響を受けていた時期だからか、
弦楽四重奏曲第1番とは曲想は違い、より神秘的である。
第2ヴァイオリンとヴィオラのトレモロに支えられ、
第1ヴァイオリン・チェロにより奏される旋律が印象的である。
第2楽章ヴィヴァーチェ・スケルツァンドは、
短い3/4拍子による序奏と2/4拍子による主部からなる。
激しく始まる序奏に続き、主部でみせる音楽は、
リズムとともに旋律が独特でインパクトがある。
これも山地の民族音楽からの影響だろうか。
バルトークなどの音楽と共通するような音楽の世界で、
躍動感にあふれた音楽は、最後突然にして終わる。
第3楽章レントは4/4拍子の楽章である。
民族音楽を起源とした主題によるフーガで構成されているようで、
対位法的な手法と民族音楽的な要素が融合したような独自の音楽で、
最後にかけての劇的な盛り上がり方はさすがである。