昨日は鶴ヶ峰駅から二俣川まで歩いた。
途中聴いたのは、1752年生まれのクレメンティの作品。
イタリアのローマに生まれた彼は、
イタリアのみならずフランスや
ドイツなどで演奏活動を続けていった。
モーツアルトと同時代の人である。
クレメンティのピアノ・ソナタハ長調作品34-1は、
1795年に出版された「2つのソナタと
2つのカプリッチョ」の中の、第1曲にあたる。
第一楽章アレグロ・コン・スピリートを聴くと、
モーツアルトと同時代の作曲家だということがわかる。
流れるような旋律はモーツアルトを聴いているようだ。
しかしその一方でベートーヴェンの音楽との近さも感じる。
第ニ楽章ウン・ポコ・アンダンテ、クワジ・アレグレットは、
ゆったりとした楽章ではあるが、
やや早めのテンポで淡々とした音楽が奏されていく。
中間部で盛り上がりをみせるが、
その後は最初の主題が戻り、静かに終わる。
第三楽章フィナーレ、アレグロは、軽やかな音楽だが、
華やかな部分やダイナミックな部分もあり、終曲らしい。
この感じはモーツアルト的ではない。
むしろベートーヴェンに近いだろう。
モーツアルトからベートーヴェンの時代という
音楽史上の様式的な変化を
クレメンティのこの作品からみることができる。
今回聴いたCDはギレリスの演奏だが、
聴いてみると情熱的な演奏である。
途中聴いたのは、1752年生まれのクレメンティの作品。
イタリアのローマに生まれた彼は、
イタリアのみならずフランスや
ドイツなどで演奏活動を続けていった。
モーツアルトと同時代の人である。
クレメンティのピアノ・ソナタハ長調作品34-1は、
1795年に出版された「2つのソナタと
2つのカプリッチョ」の中の、第1曲にあたる。
第一楽章アレグロ・コン・スピリートを聴くと、
モーツアルトと同時代の作曲家だということがわかる。
流れるような旋律はモーツアルトを聴いているようだ。
しかしその一方でベートーヴェンの音楽との近さも感じる。
第ニ楽章ウン・ポコ・アンダンテ、クワジ・アレグレットは、
ゆったりとした楽章ではあるが、
やや早めのテンポで淡々とした音楽が奏されていく。
中間部で盛り上がりをみせるが、
その後は最初の主題が戻り、静かに終わる。
第三楽章フィナーレ、アレグロは、軽やかな音楽だが、
華やかな部分やダイナミックな部分もあり、終曲らしい。
この感じはモーツアルト的ではない。
むしろベートーヴェンに近いだろう。
モーツアルトからベートーヴェンの時代という
音楽史上の様式的な変化を
クレメンティのこの作品からみることができる。
今回聴いたCDはギレリスの演奏だが、
聴いてみると情熱的な演奏である。