Mars&Jupiter

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フェルッチオ・ブゾーニのトッカータを聴きながら、二俣川から西谷駅まで歩く

2008-05-13 05:53:04 | 古典~現代音楽イタリア編
昨日は二俣川から西谷駅まで歩いた。
途中聴いたのは、1866年生まれのブゾーニの作品。
イタリアに生まれの作曲家でピアニストであり、
指揮者・教師としても活動した。
バッハのオルガン曲などをいくつか
ピアノ曲に編曲したことで有名である。

トッカータは、晩年の1921年に作曲されたピアノ曲で、
小前奏曲、幻想曲、シャコンヌの3つの部分から成る。
ピアニストならではの技巧を発揮する作品で、
最初の短い小前奏曲は何度も繰り返される4つの音に対し、
呼応するもう一つの音で曲は展開されていき、
現代的な感じで、かっこよく、印象的だ。
幻想曲の部分は、この曲の中で一番長い部分だ。
叙情的でありながら、繊細な感じの曲だ。

最後のシャコンヌは、対位法的な感じの曲で、
一つの旋律と別の旋律が絡み合いながら、
曲全体のクライマックスを作り上げていく。
しかし、まだ音楽が続きそうな感じのところで、
曲は突然終わってしまうところが、
聴き手の期待を裏切るかのようである。
ブレンデルが演奏するCDは、ライヴ録音である。
モーツアルトのピアノ協奏曲の全集は、
以前から持っていてブレンデルは知っていたが、
こんな現代曲も演奏していたのは意外である。
コメント
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