昨日は星川駅から横浜まで歩きました。
途中聴いたのは、1882年生まれのコダーイの作品。
コダーイが1915年に作曲した無伴奏チェロ・ソナタ作品8は、
無伴奏チェロの作品の中でも傑作に入るだろう。
チェロ奏者には高度な演奏上の技巧が要求される一方、
第3弦(G)と第4弦(C)の2つの弦を、
半音下げるという調弦をすることで、
民族的な音階を用いることができ、
民族色の強い作品となっている。
ソナタ形式で作られ、悲痛な感じの主題から始まる
第1楽章アレグロ・マエストーソ・マ・アパッシオナートは、
コダーイの心の内にある何か訴えるような感情や、
絶望感やためいきを表現しているようでもある。
その意味では人間の声に近いといわれるチェロという楽器を
表現手段として使うのは、まさに最適なのかもしれない。
第2楽章アダージョは、深く思いつめたような音楽で、
中間部では時々激しさを持った音楽になったりする。
その中間部では、まるでモンゴルの馬頭琴による
民族的な音楽を聴いているような、
アジア的だなあと思わせる部分がある。
ハンガリーの音楽的な特質にも関係するだろう。
そういう意味ではチェロという楽器の可能性を
さらに広げていうようにも思えるのだ。
第3楽章アレグロ・モルト・ヴィヴァーチェは、
軽快なテンポで始まり、民族的な舞踏風の音楽が支配的だ。
チェロ奏者としても高度な技巧を
要求される楽章ではないだろうか。
それにしてもチェロという楽器一つで、
このような素晴らしい音楽ができてしまうなんて、
音楽の世界の奥はやはり深いものである。
途中聴いたのは、1882年生まれのコダーイの作品。
コダーイが1915年に作曲した無伴奏チェロ・ソナタ作品8は、
無伴奏チェロの作品の中でも傑作に入るだろう。
チェロ奏者には高度な演奏上の技巧が要求される一方、
第3弦(G)と第4弦(C)の2つの弦を、
半音下げるという調弦をすることで、
民族的な音階を用いることができ、
民族色の強い作品となっている。
ソナタ形式で作られ、悲痛な感じの主題から始まる
第1楽章アレグロ・マエストーソ・マ・アパッシオナートは、
コダーイの心の内にある何か訴えるような感情や、
絶望感やためいきを表現しているようでもある。
その意味では人間の声に近いといわれるチェロという楽器を
表現手段として使うのは、まさに最適なのかもしれない。
第2楽章アダージョは、深く思いつめたような音楽で、
中間部では時々激しさを持った音楽になったりする。
その中間部では、まるでモンゴルの馬頭琴による
民族的な音楽を聴いているような、
アジア的だなあと思わせる部分がある。
ハンガリーの音楽的な特質にも関係するだろう。
そういう意味ではチェロという楽器の可能性を
さらに広げていうようにも思えるのだ。
第3楽章アレグロ・モルト・ヴィヴァーチェは、
軽快なテンポで始まり、民族的な舞踏風の音楽が支配的だ。
チェロ奏者としても高度な技巧を
要求される楽章ではないだろうか。
それにしてもチェロという楽器一つで、
このような素晴らしい音楽ができてしまうなんて、
音楽の世界の奥はやはり深いものである。