21日から一週間の滞在予定でイギリスのロンドンに来ました。
昨日はハマースミスからピカデリーサーカスまで歩きました。
ハマースミス・アベニューからケンジストン・ハイ・ストリートに入り、
そのまま東に向かい、ハイド・パークを左手に見ながら、
ロイヤル・アルバート・ホールを通過し、ナイツブリッジ、
そして右手にグリーンパークを見ながらピカデリーを北上、
ピカデリーサーカスのエロスの像のところまで来て、
その日のウォーキングの目的地にたどりつく。
今回から器楽曲・室内楽曲はイギリス編に入る。
今回聴いたのは1862年のディーリアスの弦楽四重奏曲だ。
弦楽四重奏曲は1916年に作曲された作品である。
初演は1919年ロンドン弦楽四重奏団により行われたらしい。
第1楽章「いきいきと」は、穏やかな感じの主題から始まる。
ソナタ形式で書かれたこの楽章は表情豊かな音楽で、
円熟期のディーリアスの最良の時期を感じさせる。
第2楽章「速く快活に」は、軽快で明るい旋律で始まる。
三部形式で書かれた短いスケルツォ楽章のようで、
中間部のやさしい音楽も幸福感を伝えているような音楽である。
第3楽章「おそいつばめ(ゆっくりと、あこがれをもって)」は、
叙情的な美しいディーリアスらしい音楽である。
フランスのフォンテーヌブロー付近のグレ・シュレール=ロアンに
ディーリアスは妻イェルカとの結婚生活を楽しんでいたが、
第一次世界大戦の時にはドイツの侵入を恐れロンドンに住んだ。
だからそのグレの生活を懐かしんでいたようだ。
その邸宅の音楽室に巣を作ったつばめのことを思い出し、
憧れをもって音楽にしたのだろう。
第4楽章「非常に速く活気をもって」は、
軽快な感じで始まる明るい曲である。
それにしてもディーリアスの音楽は詩的な趣のある曲で、
フランス印象主義派とも共通して絵画風な感じがするのである。
昨日はハマースミスからピカデリーサーカスまで歩きました。
ハマースミス・アベニューからケンジストン・ハイ・ストリートに入り、
そのまま東に向かい、ハイド・パークを左手に見ながら、
ロイヤル・アルバート・ホールを通過し、ナイツブリッジ、
そして右手にグリーンパークを見ながらピカデリーを北上、
ピカデリーサーカスのエロスの像のところまで来て、
その日のウォーキングの目的地にたどりつく。
今回から器楽曲・室内楽曲はイギリス編に入る。
今回聴いたのは1862年のディーリアスの弦楽四重奏曲だ。
弦楽四重奏曲は1916年に作曲された作品である。
初演は1919年ロンドン弦楽四重奏団により行われたらしい。
第1楽章「いきいきと」は、穏やかな感じの主題から始まる。
ソナタ形式で書かれたこの楽章は表情豊かな音楽で、
円熟期のディーリアスの最良の時期を感じさせる。
第2楽章「速く快活に」は、軽快で明るい旋律で始まる。
三部形式で書かれた短いスケルツォ楽章のようで、
中間部のやさしい音楽も幸福感を伝えているような音楽である。
第3楽章「おそいつばめ(ゆっくりと、あこがれをもって)」は、
叙情的な美しいディーリアスらしい音楽である。
フランスのフォンテーヌブロー付近のグレ・シュレール=ロアンに
ディーリアスは妻イェルカとの結婚生活を楽しんでいたが、
第一次世界大戦の時にはドイツの侵入を恐れロンドンに住んだ。
だからそのグレの生活を懐かしんでいたようだ。
その邸宅の音楽室に巣を作ったつばめのことを思い出し、
憧れをもって音楽にしたのだろう。
第4楽章「非常に速く活気をもって」は、
軽快な感じで始まる明るい曲である。
それにしてもディーリアスの音楽は詩的な趣のある曲で、
フランス印象主義派とも共通して絵画風な感じがするのである。