Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

ストーンヘンジとバース、そしてマルコム・アーノルドの金管五重奏曲作品73

2008-08-25 14:30:39 | 古典~現代音楽イギリス編
昨日はバースとストーンヘンジ等を回るツアーに参加しました。
それぞれ世界遺産に登録されているところで、
前回イギリスに行った時にストーンヘンジに行こうと思いながら、
行けなかったこともあったので、今回は何が何でも行きたかった。
某社のツアーの料金はそれなりの値段ではあるが、
一気に二つの代表的な場所を回れるのはありがたいものである。
バースではローマ帝国がイギリスを支配した時代を想像しながら、
日本語解説テープを参考にしながらローマン・バスを見学した。
バスに乗ってバースから離れてストーンヘンジへと向かったが、
車窓から見るバースの街並みはなかなか良かった。

二つ目のストーンヘンジは、周囲から見学するだけしかできず、
中に入ることはできないのだが、これがあのストーンヘンジかと
実物を見るだけでも行った価値はあったと思う。
今後の計画では周囲の道路をなくし、
さらに2キロ先から輸送手段を作ってやる構想があるようだ。
何もそこまでしなくともという気はする。
こんな普通の道の途中に遺跡があるなんてという方がいいのだが、
世界遺産に指定されると違うのかなあという感想を持った。
それにしてもたくさんの観光客がいた。

ツアーは最後にウィンチェスターに寄った。
ここはイングランドを統一したアルフレッド王の時代の、
七王国(ヘプターキー)のウェセックス王国の首都だったようだ。
街中にはアルフレッド王の銅像が立っている。
大聖堂など街並みを散策する中で、
アーノルドの金管五重奏曲作品73を聴いた。
1961年に作曲されたこの作品は、3つの楽章から構成される。
作曲者自身がトランペット奏者であったこともあって、
その経験が作品の中に活かされているらしい。
ニューヨーク金管五重奏団のために作曲されたようである。

第一楽章アレグロ・ヴィヴァーチェは、華やかで軽快な曲。
トランペットなどの各金管楽器の演奏技術が冴える音楽。
新古典主義的な部分もありながら、現代的なセンスが光っている。
曲は三部形式的な構成になっているようだ。
第二楽章シャコンヌは、ゆったりとした、歌うような音楽。
トロンボーンのソロがあり、これがかっこいい。
第三楽章コン・ブリオは、華やかさのある音楽で、
楽しい感じのユーモアのある曲である。
それぞれの楽器の聴かせどころとなるソロの場面があり、
金管楽器をよく知りつくした彼らしい軽快な音楽である。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする