Mars&Jupiter

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フランク・ブリッジの弦楽四重奏曲第2番ト短調を聴きながら、西谷から二俣川まで歩く

2008-08-29 08:59:52 | 古典~現代音楽イギリス編
昨日は西谷駅から二俣川まで歩きました。
久しぶりに西谷のパン屋「麦の香」でパンを買い、
歩き始めたところ、鶴ヶ峰の途中で雨が激しく降り始め、
傘をささないと歩けないくらいになった。

途中聴いたのは1879年生まれのブリッジの作品。
彼は王立音楽院でヴァイオリンと、作曲法を学び、
1899年から1903年の間、スタンフォードに師事した。
弦楽四重奏曲第2番ト短調は1914年から1915年の間に作曲された。
第一楽章アレグロ・ベン・モデラートは、
イギリス的な伝統的なスタイルで書かれ、悲劇的な主題と
対照的ないきいきとした別の主題を中心に展開されていく。
聴いてみるとフランス印象主義派の影響も受けている感じだ。

第二楽章はアレグロ・ヴィーヴォの軽快な感じで始まる。
スケルツォ風の前半部の旋律はいかにもイギリス風で、幻想的だ。
ヴォーン・ウィリアムズのスケルツォ楽章などを想起させる。
三部形式で書かれており、中間部のアンダンテ・コン・モルトは、
おだやかなロマンティックな音楽で前半部と対照的である。
最後は再び前半部のスケルツォ風の音楽が登場して終わる。

第三楽章モルト・アダージョ~アレグロ・ヴィヴァーチェは、
最初はゆるやかな感じの音楽で始まるが、
徐々に活気のある軽快な曲になり、最後盛り上がりをみせる。
それにしても1937年に作曲された弦楽四重奏曲第4番と比較すると、
この20年間の中で作風は劇的に変化しているが、聴きやすさでいえば、
私としては弦楽四重奏曲第2番の方がいいなと思ってしまう。
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