Mars&Jupiter

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ハンス(ヨハネス)・クーゲルマンのコンツェントゥス・ノヴィを聴きながら三枚町から西谷駅まで歩く

2010-02-11 09:04:33 | 中世・ルネサンス音楽声楽曲・合唱曲編
昨日は三枚町から西谷駅まで歩きました。
途中聴いたのは1495年に生まれたクーゲルマン(Kugelmann)の作品である。
聴いたCDは、ルネ・クレマンシック指揮、
クレマンシック・コンソートの演奏である。
ハンス(ヨハネス)・クーゲルマンという作曲家はあまり知られていない。
このCDも世界初録音となっているのだからめずらしいものだ(今は廃盤?)。
ハンス(ヨハネス)・クーゲルマンという人物に関することは以下のとおり。

1495年アウグスブルクに生まれ、4人兄弟であった。
4人兄弟は作曲家・トランペット奏者としてプロイセン公に雇われた。
その中で最も才能を発揮したのがハンス(ヨハネス)・クーゲルマンであった。
1518年から1522年の間インスブルックにある皇帝マキシミリアン1世の宮廷楽団で
トランペット奏者として活躍し、アウクスブルクのフッガー家にも短い期間仕えた。
その後ブランデンブルクのアルブレヒト・アルキビアデスに仕え、
首席トランペット奏者、楽長、作曲家として活躍した。
以上のことがCDの解説を読んでみるとつかめてくる。

「コンツェントゥス・ノヴィ(Concentus Novi)」は、
3声による曲を集め、教会や学校で歌うために作曲されたようだ。
ポリフォニック的な音楽で、1540年アウグスブルクで出版された。
CDでは3本のリコーダーによる合奏も入っており、
ほのぼのとした素朴な感じの音楽で、中でも「朝起きたときの感謝の祈り
(Ein Danksagung,Wenn man zu morgens aufsteht)」は印象に残った。
内容的には神と子イエスと聖霊に対する感謝の歌である。
リコーダーと歌で重なり合う旋律は、民謡風で親しみやすさがある。
朝ウォーキングをしている中で聴いていてすがすがしい感じがした。
コメント
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