Mars&Jupiter

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ノチェーロでの発表会、そしてペイレ・カルデナルの「シルヴェンテス」を聴く

2010-02-15 05:27:19 | 中世・ルネサンス音楽声楽曲・合唱曲編
昨日は発表会の手伝いがあったためウォーキングは休みました。
昨日聴いたのは1180年頃生まれたペイレ・カルデナル(カルディナル)の作品。
ル・ピュイ=アン=ヴレの貴族出身のトルバドゥールである。
トゥールーズのレイモンド6世の宮廷で活躍したようである。
アラゴンの宮廷にも縁が深かったと考えられる彼は、
多くの詩を残しているが、曲が付けられているのは3曲ほどのようだ。
途中聴いたCDはグレゴリオ・パニァグァ指揮、
アトリウム・ムジケー古楽器・合奏団の演奏である。
「シルヴェンテス(Un sirventes)」は、
当時オック語で書かれた抒情詩の1つのジャンルである。
最後の裁きの時に神に慈悲を乞い、救いを求める内容の曲である。
弦とともに歌われるその歌は素朴でありながら、
どこか物悲しい感じのする短い曲である。
コメント
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