昨日は西谷駅から三枚町まで歩きました。
途中聴いたのは1175年頃に生まれたペイレ・ヴィダルの作品である。
トゥールーズ地方に毛皮商人の息子として生まれた彼は、
トゥールーズのレイモン5世の宮廷で吟遊詩人として活躍し、
この後様々な王室で仕えたようである。
40以上の残された詩のうち、12は曲が付けられているようである。
聴いたCDは、トマス・ビンクレー指揮、ルネサンス合奏団である。
「殿よ、あやしい陰口が(Baron,de mon dan covit)」は、
CDでは弦楽器の即興的な前奏がしばらく続き、
歌が入るが、ここで出てくるのはやはりある女性への愛である。
でも聴いていくと、この詩人の人生をも語っていく。
単に愛の歌にとどまるのではないところがいいのだろう。
自分の人生のことを語ることが、トルバドゥールらしい生き方で、
一つのところにとどまることをよしとせず、放浪的な人生を
求めることを述べる彼のことばには、魅力を感じてしまう。
そういえば、大学生の時には私は人生について考え、
将来いろんな地域に移り住み、定住することはないだろうと
思っていたのだが、気がつけば定住しているなあ。
途中聴いたのは1175年頃に生まれたペイレ・ヴィダルの作品である。
トゥールーズ地方に毛皮商人の息子として生まれた彼は、
トゥールーズのレイモン5世の宮廷で吟遊詩人として活躍し、
この後様々な王室で仕えたようである。
40以上の残された詩のうち、12は曲が付けられているようである。
聴いたCDは、トマス・ビンクレー指揮、ルネサンス合奏団である。
「殿よ、あやしい陰口が(Baron,de mon dan covit)」は、
CDでは弦楽器の即興的な前奏がしばらく続き、
歌が入るが、ここで出てくるのはやはりある女性への愛である。
でも聴いていくと、この詩人の人生をも語っていく。
単に愛の歌にとどまるのではないところがいいのだろう。
自分の人生のことを語ることが、トルバドゥールらしい生き方で、
一つのところにとどまることをよしとせず、放浪的な人生を
求めることを述べる彼のことばには、魅力を感じてしまう。
そういえば、大学生の時には私は人生について考え、
将来いろんな地域に移り住み、定住することはないだろうと
思っていたのだが、気がつけば定住しているなあ。