Mars&Jupiter

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昨日も一日忙しく、そしてトマス・ウィルクスの「ヴェスタはラトモス山を駆けおりつつ」を聴く

2010-02-20 07:39:12 | 中世・ルネサンス音楽声楽曲・合唱曲編
昨日も一日忙しく、ウォーキングは休みました。
昨日聴いたのは1576年頃に生まれたトマス・ウィルクスの作品である。
彼は、ウィンチェスターやチチェスターでオルガン奏者を務め、
マドリガル作曲家として活躍した人物である。
聴いたCDは、イアン・パートリッジ指揮、
プロ・カンティオーネ・アンティクヮの演奏である。
17曲目の「ヴェスタはラトモス山を駆けおりつつ
(As Vesta was from Latmos hill descending)」は、
音画法の典型を表す作品で、歌詞の中の「おりつつ」ということばに呼応し、
下降旋律によりそれを表現しようとしている音楽である。
ルネサンス的な華麗さを感じさせるポリフォニックな曲で、
最後に「美わしいオリアンナ万歳!」が、
何度も繰り返されるところがいい。
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