Mars&Jupiter

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ギョーム・ド・マショーの「泉の歌(Le lay de la fouteinne)」を聴く

2010-02-27 09:20:57 | 中世・ルネサンス音楽声楽曲・合唱曲編
昨日は風と雨が激しかったため、ウォーキングを休みました。
春の嵐という感じで朝から風が強く、夜は雨の多い一日でした。
さて、長く続けてきた中世・ルネサンス音楽声楽曲・合唱曲編だが、
まだまだいろいろな作曲家はいるのだが、今回で終わりにしようと思う。
その最後を締めくくるのが1300年頃生まれたギョーム・ド・マショーである。
彼の略歴については、器楽曲・合奏曲編で触れたので省略する。
聴いたCDはトマス・ビンクレー指揮、ルネサンス合奏団の演奏のもの。

「泉の歌(Le lay de la fouteinne)」は、13世紀から14世紀後半にかけて
作曲されたレーと呼ばれる歌曲のスタイルで書かれた作品である。
その詩形は、いくつかのスタンザ(節)から構成されるもので、
ここでは12節からなる作品に仕上がっていて、
偶数節は3声のカノン、奇数節は単旋律で歌われる。
3声によるカノンの作り出すハーモニーの美しさと、
流れるような単旋律の歌という対比的な音楽を
12節の中で構成しているところが凝っていて聴いていて楽しく、
ギョーム・ド・マショーの偉大さを感じさせる作品の一つである。

なお、今回までとりあげた中世・ルネサンス音楽声楽曲・合唱曲編の
CD等の情報は、以下のアドレスに載せてあります。
http://www1.ocn.ne.jp/~bocchi07/renaissance_vocal_music_cd.html
参考にしていただければ幸いです。
コメント
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