Mars&Jupiter

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ジャック・ド・カンブレーの「新たなロトルアンジェ」を聴きながら西谷から三枚町まで歩く

2010-02-10 05:33:21 | 中世・ルネサンス音楽声楽曲・合唱曲編
昨日は西谷から三枚町まで歩きました。
途中聴いたのは1260年以前に生まれたジャック・ド・カンブレーの作品。
彼は、名前があらわすようにカンブレー出身のトルヴェールである。
それ以外に彼の人生について分かる事実はあまりなさそうだ。
数曲のシャンソンを残し、後世に伝えられているが、
聴いたトマス・ビンクレー指揮、ルネサンス合奏団演奏のCDの中には、
「新たなロトルアンジェ(Retrowange novelle)」がおさめられている。
ロトルアンジェとは、当時のトルヴェールたちに好まれた
世俗的な音楽や詩の一つの形式を指すようである。
CDではリュートの独奏に続き、弦などの楽器が加わり、
「すぐれて魅力的な新たなロトルアンジェを歌おう」といって始まる。
歌詞にイエスやマリアが出てくるので宗教的内容のものである。
繰り返される旋律は素朴で世俗的な音楽ではあるが、
純粋な中世ヨーロッパ人の信仰心を感じ取ることもできる。
コメント
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