Mars&Jupiter

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ガース・ブリュレの「美しさに私はたたずむ」を聴きながら二俣川から西谷まで歩く

2010-02-12 05:50:15 | 中世・ルネサンス音楽声楽曲・合唱曲編
昨日は雨降る中で傘をさしながら、二俣川から西谷駅まで歩きました。
途中聴いたのは1160年頃に生まれたガース・ブリュレの作品である。
聴いたCDは、トマス・ビンクレー指揮、ルネサンス合奏団の演奏である。
シャンパーニュ出身のトルヴェールであり、
マリー・ド・フランスらに仕えていたと考えられ、
第三回十字軍に加わったと思われているが、真実は分からない。

「美しさに私はたたずむ(Biaus m’est estez)」は、
夏へと向かう途中で青々とした草原と、
鳥がさえずる自然の美しさを歌いながら、
話は愛する女性への話へと向かっていく。
その歌は徐々に激しい感情を吐露し、
苦悩に満ちた愛の話へと進んでいく。
詩の内容の構成としては考えられている感じがする。
ため息など素朴に表現されるところが人間的である。
人を愛することは苦悩に満ちている。
それをうまく表現した作品だろうなあと思うし、
音楽もその揺れ動く感情の起伏をうまく表現している。
コメント
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