Mars&Jupiter

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ゴードン・ジェイコブのオーボエと弦楽器のための四重奏曲を聴きながら、二俣川から鶴ヶ峰まで歩く

2010-10-18 05:13:57 | 古典~現代音楽イギリス編
昨日は二俣川から鶴ヶ峰駅まで歩きました。
途中聴いたのは1895生まれのジェイコブの作品。
彼の略歴は以前触れたので省略する。
オーボエと弦楽器のための四重奏曲は、1938年に作曲された。
イギリスのオーボエ奏者レオン・グーセンスために作曲されたようだ。
聴いたCDはサラ・フランシスのオーボエ、
イギリス弦楽四重奏団の演奏によるもの。
第一楽章アレグロ・モデラートは、ソナタ形式で書かれており、
オーボエの暗く悲しげな第一主題から始まる。
この主題はヴァイオリンなど他の弦楽器に引き継がれ、
再びオーボエに戻ったあと、第二主題に移るが、
この第二主題は対照的に明るく牧歌的で穏やかな旋律である。
提示部を終えると展開部に入り、第一主題中心に展開されていく。
短い展開部を経て、第一主題から始まる再現部に入る。
第二主題も現れ、最後は第一主題が繰り返され、静かに終わる。

第二楽章アレグロ・モルトは、スケルツォ楽章で、
ヴァイオリンがイギリス民謡風の旋律を軽快に奏で、
これをもとにフガート風に展開していく。
最後まで明るく軽快な短い楽章である。
第三楽章アンダンテ・センプリチェは、
叙情的な旋律が弦楽器とオーボエによって示される。
ゆったりと流れる雲、流れる川を感じさせ、
イギリスの田園風景を思わせるようで、美しい。
その刻々と変化していく風景を感じさせるようでもある。
オーボエと弦楽器が絡み合いながら、
美しいアンサンブルを見せながら、静かに終わる。
第四楽章アレグロ・モルトは、ロンド形式で書かれており、
おどけたようにオーボエが軽快な旋律を奏でていく。
リズミカルな主題をもとに曲は展開されながら、
弦楽器とオーボエの楽しいアンサンブルを聴くことができる。
冒頭の旋律がオーボエに示され、最後さわやかに終わる。
コメント
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