た・たむ!

言の葉探しに野に出かけたら
         空のあお葉を牛が食む食む

スキーツアー第二弾

2012年02月08日 | essay
 二回目のスキーツアーは二月上旬と聞いていたのだが、親分(六十代)の休みの都合で急きょ、先日火曜日に敢行された。

 前日夜から大雨。雪ではなくて大雨なのである。どう考えてもスキー日和ではない。それでも男たちの約束は蜂蜜の瓶の蓋よりも固く、三人とも定時に──つまり朝七時にスキーウェアを着て板を持って集合。進路を北に取り、大町を抜けて白馬を目指したが、やっぱり雨は降り続いているのであった。さすがの我々も中途で断念。方向転換し、一路、葛温泉へ。熱い温泉につかって食事をし、六十代と四十代がべろんべろんに酔っぱらったところで下山した。

 こういう日もある。自分たちのことながら感心したのは、朝の土砂降りを横目に、それでもスキー板を車に積んだことである。あのとき我々は、確かに、大義名分を積んだのであった。

 


 雨止むを 待ちて長湯の 葛の森 (筆者作)


 露天風呂 やってこないか ギャル二人 (四十代作)

 
コメント
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