人は誰しも
忘れ物をした地点がある
それは
夕日に染まる川原の無数のとんぼだったり
夏を過ごした奥座敷のにおいだったり
返さないままになったあの人の言葉だったり
誰しも
そこから歩んだ一本道を
もうさかのぼることさえ不可能な
そんな哀しい分岐点がある
だから人は
ときに不意に涙を流し
またときに
そのぬくもりに救われるのだ
人は誰しも
忘れ物をした地点がある
それは
夕日に染まる川原の無数のとんぼだったり
夏を過ごした奥座敷のにおいだったり
返さないままになったあの人の言葉だったり
誰しも
そこから歩んだ一本道を
もうさかのぼることさえ不可能な
そんな哀しい分岐点がある
だから人は
ときに不意に涙を流し
またときに
そのぬくもりに救われるのだ
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