6/22(木)、一関市東山町長坂字里前にある「善竜寺」の駐車場わきに「ユキノシタ(雪の下)」の群落が花を咲かせていました。昼でも薄暗い所に生えているのであまり目立たない植物ですが、沢山集まると良く目立つようです。
ホタルブクロも咲いていました。
ユキノシタ(雪の下/雪の舌)ユキノシタ科 ユキノシタ属 Saxifraga stolonifera
湿った石垣や岩の上などに生える常緑の多年草。庭の隅や石垣などにもよく植えられているが、昔は長い柄のある丸い葉を薬用や食用にしたという。赤い走出枝(ランナー)を出し、先端に子苗をつくって殖える。
葉は肉質で長さ3~5cmのほぼ円形で根から伸びる。長い柄をもち、縁は浅く裂ける。表面は暗緑色に淡い色の斑点(濃淡のまだら模様)があり、裏面は暗紫色を帯びる。葉や花茎には粗い毛がある。
5~6月、花茎は高さ20~50cmになり、細かく枝分かれして、多数の5弁花をまばらにつける。上側の3個の花弁は小さく、濃紅色の斑点がある。下2個は不揃いで大きい。雄しべは10本、雌しべの柱頭は2つに分岐する。萼は5裂。
別名:ミミダレグサ(耳垂草) 分布:本州~九州
なお、仲間の「ダイモンジソウ(大文字草)」は高山にも生え、花茎は高さ10~30cmほどになる。7~8月に咲く白色の花が、「大」の字に見えることからつけられた名で、まれに淡紅色のものもある。