peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市街地のラベンダー

2006年07月06日 | Weblog


6/29(木)、一関市街地にある民家の庭先に植えられている「ラベンダー」が咲いていました。






ラベンダーシソ科 ラワンデュラ属 Lavandula officinalis
地中海沿岸からインドにかけて自生する多年草で、乾燥したやせ地に生えるという。根もとは堅く木質化する。ギリシャ・ローマ時代から利用されていたとのこと。「ラベンダー」は英名。

 高さは40cmぐらい。茎は細くてかたく、灰緑色の細い葉を対生する。6~7月ごろ紫色の小さな唇形花が多数集まって花穂(かすい)を作る。

 日本では、花穂や茎葉からラベンダー油を採るために、はじめ北海道で栽培されたことは良く知られているが、現在では各地で栽培されており、近年のハーブ人気で、家庭でも栽培され、花穂や葉を乾燥して香りを楽しむようになっている。

 代表的なものは、「イングリッシュラベンダー」と呼ばれる種で、高さは約130cmに、株は半球状で直径約1mになる。花は長さ1.5cm前後、1花序に10~20個ずつつき、細長い花穂を作る。
 花穂が太い、「フレンチラベンダー」は、花壇や切花に多く使われる。

一関市街地のフサスグリ(房酸塊)

2006年07月06日 | Weblog


6/29(木)、一関市街地の民家の庭先で、真っ赤に熟した「フサスグリ(房酸塊)」を見つけました。取って食べてみたかったのですが我慢しました。





フサスグリ(房酸塊)ユキノシタ科 スグリ属 Ribes rubrum
西ヨーロッパ原産の落葉低木で、欧米では果樹としての利用が盛んで、交雑や改良によって、いろいろな品種が生まれている。果実が美しいので、観賞用にも栽培されている。別名:アカフサスグリ、アカスグリ

4~5月に黄緑色の小さな花が総状花序に多数つく。果実は直径約1cm。6月頃に赤色に熟し、食用のほか切花にも利用される。

 スグリの仲間は北半球を中心に150種ほどあり、日本にも10種程度が自生している。
 果樹として栽培されているスグリには刺(トゲ)の有無、花や果実のつき方で「カラント(Currant)」と「グーズベリー(Gooseberry)」の2つの系統がある。
カラントは刺がなく、花や果実が房状に多数つくグループで、「フサスグリ」ともいう。果実が赤い「アカフサスグリ」や果実が黒い「クロフサスグリ」などが、この中に含まれる。北ヨーロッパからロシアにかけて大々的に栽培されているとのこと。