6/29(木)、一関市街地の民家の庭の「エビラフジ(箙藤)」が花を咲かせていました。
エビラフジ(箙藤)マメ科 ソラマメ属 Vicia venosa var.cuspidata
山地の谷沿いなどに生える多年草で、茎はややジグザクに曲がる傾向がある。茎は蔓にならず直立し、高さ80~100cmになる。
葉は偶数羽状複葉で互生する。小葉は4~6対あり、長さ3~7cmの狭卵形で先は鋭く尖る。巻きひげはない。
6~9月、葉の腋に総状花序をつけ、長さ1.2~1.5cmほどの紅紫色または青紫色の蝶形花を密集して開く。花は、一方に偏ってつく。
和名の「箙藤(えびらふじ)」は、花の形が、武具の一種で、衛府の随身や武士が腰につけて使用した矢を入れて携帯する容器の「箙(えびら)」に似ていることによる。
豆果は長さ3~4cmの細い楕円形。分布:本州(近畿地方以北の主に日本海側)