7/18(火)、一関市役所から山目公民館に通じる道路わきの民家の庭に、「マツバボタン(松葉牡丹)」の花が咲いていました。
マツバボタン(松葉牡丹)スベリヒユ科 スベリヒユ属 Partulaca grandiflora
南米(ブラジル)原産の1年草で、日本には江戸時代末期に渡来したという。茎や葉は共に多肉質で水分を含んでいるので、乾燥に強く、炎天下の庭でも元気に育つ。茎は枝分かれして横に広がり、小さな棒状の葉を互生する。
7~9月、茎の先に直径3~6cmほどの5弁花を開く。花弁の先にわずかに切れ込みがある。花は朝開いて午後にはしぼむ半日花だが、毎朝新しい花が続いて咲くので、何日も咲いているように感じる。最近は終日咲きの品種もあるとのこと。
花の色はピンク(桃)、紅紫、黄、橙、白、赤、紫など豊富で、八重咲きもある。
和名は、多肉質の葉が松葉に似ていて、牡丹のような感じの花をつけることから名付けられたという。
スベリヒユの仲間のうち、花壇や鉢向きに栽培されていて、真夏でも光沢のある色鮮やかな花を咲かせるものに、葉がへら形で花径約2cm、花期が5~10月の「ハナスベリヒユ(花滑莧)」というものもある。近年アメリカで作出された「ポーチュラカ・オルラケア」の園芸品種とのこと。