7/26(水)、八幡平の「八幡沼周辺自然探勝路(総延長3,390m)」を歩いた際、八幡沼北側にある避難小屋「陵雲荘」がある近く(現在地の15)で、「ヨツバシオガマ」が咲いているのを見つけました。毎年咲くようで、案内板にも掲示されていました。
ヨツバシオガマゴマノハグサ科 シオガマギク属
北海道や本州の中部地方以北の高山の草地や砂礫地に生える多年草で、茎は真っ直ぐ伸びて高さ10~60cmほどになる。葉は羽状に切れ込み、ふつう4個ずつ輪生するが、5~6個のこともある。
花期は6~8月。花は茎の上の方に数段階に層が重なり、紅紫色の唇形花が節を囲むように4個ずつつき、下から上に咲き上がっていく。花弁の先は紅く、くちばし上に尖る。
和名は、中ほどの葉が4枚、四方に輪生することによる。
なお、別の種というわけではないが、北海道から東北地方北部では、花がたいへん多層につくものが見られ、これを特に「キタヨツバシオガマ」と呼ぶ場合がある。
中部地方などでは花はふつう5~7段階だが、こちらは7~12段階が数えられる。礼文島では草がもっと大型になるので「レブンヨツバシオガマ」ともいう。