これもネコヤナギ(猫柳)? : 一関市東山町長坂
2008年4月7日




2008年4月7日(月)、一関市東山町長坂字東本町に属する猿沢川の東側
堤防上を歩いていたら、今を盛りと花を咲かせているネコヤナギ(猫柳)
と思われる木をみつけました。銀白色のふかふかした花穂からネコ(猫)
を連想してこの名がつけられたということですが、花穂は既に銀白色段階
を過ぎていました。







ネコヤナギ(猫柳)ヤナギ科 ヤナギ属
Salix gracilistyla Miq.
平地や丘陵地、山地の河岸、沼や池の縁に生育する雌雄異株の落葉低木。
茎は根元から多数出て、弓なりに曲がって斜上し、よく枝分かれし高さ
05~3mになる。小枝は初め灰白色の軟毛があるが、後になくなる。
葉は柄があり互生する。葉身は長楕円形で革質、縁には細かい鋸歯がある。
若い時、両面に絹毛があるが、後に裏面だけに残り、灰白色である。
花は早春、葉より先に出る尾状花序に多数密に付く。花序には白い絹毛が
密生する。ヤナギ類で最も早く開花し、雄花序の銀白色の絹毛が目立つので
見分けやすい。
分布:北海道、本州、四国、九州。岩手県では花は3~4月に咲き、河川の中
流域の砂礫の多い河岸などに見られるが比較的少ない。
[以上、岩手日報社発行「岩手の樹木百科」(岩手大学教授・菅原亀悦編著)より]
春、堅い鱗片を脱ぎすてて、綿毛に包まれた花が咲く。枯れ枝のような枝
から、急に綿毛が萌え出てくる。まさしく春の息吹きを感じる一瞬である。
逆光気味に見たときの美しさは、ひとしおである。こういう状態のヤナギを
見ると、ネコヤナギと呼ぶが、ネコヤナギというのはカワヤナギのことで、
たくさんの種類に分かれている。しかし、ヤナギの仲間の分類は、難しさで
は日本の最右翼である。(中略)
ヤナギの仲間は、長さ10cmほどに切って、土に挿しておくと、たやすく発
根、発芽するので、挿し木をしようと思う人は、手はじめにヤナギでやって
みるとよい。花材を捨てるときに既に発根していることも多い。
[以上、家の光協会発行「原色 山野木」(冨成忠夫・秋山久治著)より]
一関市東山町長坂のネコヤナギ(猫柳)の花穂
2007年2月13日(火)



2007年2/13(火)、朝から晴れて暖かだったので、昨年の3月2日に「ネコヤナギ
(猫柳)」の花穂を見ることができた、一関市東山町長坂字久保地区の休耕田に行
ってみました。もう銀白色の花穂が出ていました。




一関市東山町長坂のネコヤナギ(猫柳)の花穂
2006年3月2日


東山町長坂の休耕田が赤く色づいていました。近寄ってみると、ネコヤナギ(猫
柳)の木でした。銀白色の花穂が顔を出していました。




ネコヤナギ(猫柳)ヤナギ科 ヤナギ属 Salix gracilistyla
各地の山野の水辺などに自生する落葉低木。早春の銀白色の花穂を観賞用として
販売(切花)するために栽培もされる。庭木としてもよく植えられており、銀白色
の毛をかぶった若い花穂は花材として利用される。
和名は、銀白色のふかふかした花穂からネコ(猫)を連想することからつけられ
たという。別名:エノコロヤナギ
下部からよく枝分かれし、高さ1~3mほどになる。葉は有柄で互生し、長さ6~
13cmの長楕円形で、縁には細かい鋸歯がある。
花期は3~4月。葉が開く前に長楕円形の尾状の花序をつける。雌雄別株。雄花穂
は長さ3~6cmで、赤い葯から黄色の花粉を出す。雌花穂は長さ2~4cmで雄花穂より
細い。分布:北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国、ウスリー
2008年4月7日




2008年4月7日(月)、一関市東山町長坂字東本町に属する猿沢川の東側
堤防上を歩いていたら、今を盛りと花を咲かせているネコヤナギ(猫柳)
と思われる木をみつけました。銀白色のふかふかした花穂からネコ(猫)
を連想してこの名がつけられたということですが、花穂は既に銀白色段階
を過ぎていました。







ネコヤナギ(猫柳)ヤナギ科 ヤナギ属
Salix gracilistyla Miq.
平地や丘陵地、山地の河岸、沼や池の縁に生育する雌雄異株の落葉低木。
茎は根元から多数出て、弓なりに曲がって斜上し、よく枝分かれし高さ
05~3mになる。小枝は初め灰白色の軟毛があるが、後になくなる。
葉は柄があり互生する。葉身は長楕円形で革質、縁には細かい鋸歯がある。
若い時、両面に絹毛があるが、後に裏面だけに残り、灰白色である。
花は早春、葉より先に出る尾状花序に多数密に付く。花序には白い絹毛が
密生する。ヤナギ類で最も早く開花し、雄花序の銀白色の絹毛が目立つので
見分けやすい。
分布:北海道、本州、四国、九州。岩手県では花は3~4月に咲き、河川の中
流域の砂礫の多い河岸などに見られるが比較的少ない。
[以上、岩手日報社発行「岩手の樹木百科」(岩手大学教授・菅原亀悦編著)より]
春、堅い鱗片を脱ぎすてて、綿毛に包まれた花が咲く。枯れ枝のような枝
から、急に綿毛が萌え出てくる。まさしく春の息吹きを感じる一瞬である。
逆光気味に見たときの美しさは、ひとしおである。こういう状態のヤナギを
見ると、ネコヤナギと呼ぶが、ネコヤナギというのはカワヤナギのことで、
たくさんの種類に分かれている。しかし、ヤナギの仲間の分類は、難しさで
は日本の最右翼である。(中略)
ヤナギの仲間は、長さ10cmほどに切って、土に挿しておくと、たやすく発
根、発芽するので、挿し木をしようと思う人は、手はじめにヤナギでやって
みるとよい。花材を捨てるときに既に発根していることも多い。
[以上、家の光協会発行「原色 山野木」(冨成忠夫・秋山久治著)より]
一関市東山町長坂のネコヤナギ(猫柳)の花穂
2007年2月13日(火)



2007年2/13(火)、朝から晴れて暖かだったので、昨年の3月2日に「ネコヤナギ
(猫柳)」の花穂を見ることができた、一関市東山町長坂字久保地区の休耕田に行
ってみました。もう銀白色の花穂が出ていました。




一関市東山町長坂のネコヤナギ(猫柳)の花穂
2006年3月2日


東山町長坂の休耕田が赤く色づいていました。近寄ってみると、ネコヤナギ(猫
柳)の木でした。銀白色の花穂が顔を出していました。




ネコヤナギ(猫柳)ヤナギ科 ヤナギ属 Salix gracilistyla
各地の山野の水辺などに自生する落葉低木。早春の銀白色の花穂を観賞用として
販売(切花)するために栽培もされる。庭木としてもよく植えられており、銀白色
の毛をかぶった若い花穂は花材として利用される。
和名は、銀白色のふかふかした花穂からネコ(猫)を連想することからつけられ
たという。別名:エノコロヤナギ
下部からよく枝分かれし、高さ1~3mほどになる。葉は有柄で互生し、長さ6~
13cmの長楕円形で、縁には細かい鋸歯がある。
花期は3~4月。葉が開く前に長楕円形の尾状の花序をつける。雌雄別株。雄花穂
は長さ3~6cmで、赤い葯から黄色の花粉を出す。雌花穂は長さ2~4cmで雄花穂より
細い。分布:北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国、ウスリー