peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

ノボロギク(野襤褸菊)

2008年04月11日 | Weblog
一関市東山町長坂のノボロギク(野襤褸菊)
2008年4月7日





2008年4月7日(月)、一関市東山町長坂字東本町に属する猿沢川の東側
の堤防上を歩いていたら、白梅が咲いているのが見えました。近くに寄っ
て写真を撮っていたら、足元に「ノボロギク(野襤褸菊)」が咲いていま
した。この植物は繁殖力が強く、暖かい所では1年中見られます。





ノボロギク(野襤褸菊)キク科 キオン属
Senecio vulgaris
ヨーロッパ原産の1年草。明治の初めに日本に入った帰化植物。繁殖
力が強く、現在では日本各地の道端や空き地、農村の草むらなどに自
生している。
和名の「ボロギク」はサワギクの別名で、サワギクに似ていて、野に
生えることからつけられたという。
春から夏によく目につくが、暖かい所では1年中咲いている。茎は柔
らかく、赤褐色を帯び、高さは30㎝前後になる。不規則な切れ込みの
ある羽状の葉が互生する。頭花は円柱形で、黄色い花びらが先端部で
少しすぼまってつく。ふつう筒状花だけでできている。

仲間には、ベニバナボロギク、ダンドボロギク、サワギクなどがある。

レンギョウ(連翹)

2008年04月11日 | Weblog
一関市東山町長坂のレンギョウ(連翹)
2008年4月7日






2008年4月7日(月)、一関市東山町長坂字東本町に属する猿沢川の
東側の堤防を歩いていたら、遠目にも目立つ黄色の花。農家の庭先に
植えられたレンギョウ(連翹)が花を咲かせていました。
ビッシリとついたレンギョウの花は、まわりまで明るくするようです。

比較的よく栽培されているものにレンギョウ、シナレンギョウ、チョ
ウセンレンギョウの3種がありますが、ふつうは区別をせずに「レンギ
ョウ」として栽培されているようです。これらの違いは見ただけでは
よくわかりませんが、髄の形とか花のつき方などに微妙な差異があるよ
うです。いずれも落葉の低木で、春、葉に先立って、枝いっぱいに黄色
い花をつけます。雄しべ2本、雌しべ1本。レンギョウとシナレンギョウ
は中国原産。





レンギョウ(連翹)モクセイ科 レンギョウ属
Forsythia suspensa
中国原産の落葉低木で雌雄異株。英名は「ゴールデン・ベル」
岩手県でも各地の庭園や公園にやや普通に植えられている。茎は
直立または根元から多数出て株をつくり、高さ2~3mになる。枝
はよく伸長し、弓状になって垂れ下がり、一部はつる状になる。
髄は節を除いて中空である。
葉は短い柄を持ち対生し、普通単葉だが一部3出複葉になる。葉身
は卵形または楕円状卵形。
花は鮮やかな黄色で、4~5月に葉が出る前に葉腋から1個出て咲く。
花冠は先が深く4つに割れ、基部は短い筒状(花筒)になる。雄しべ
2本、雌しべ1本。
果実は楕円形で熟すと2裂し、種子には翼がある。
[以上、岩手日報社発行「岩手の樹木百科」(岩手大学教授・菅原亀悦編著)より]

なお、同じ仲間のチョウセンレンギョウ(朝鮮連翹)F.koreana
は、朝鮮原産で、枝が湾曲して伸び(枝垂れ)やわらかな感じがす
る。枝には節と節の間に髄膜が段々になって並んでいる。葉は長さ6
~10㎝の卵形~卵状披針形で、上半部に鋭い鋸歯がある。花は葉が出
る前に咲く。
シナレンギョウ(支那連翹)F.viridissimaは、中国原産。レンギョウ
に比べて枝が斜上し、花は葉が出るのとほぼ同時に開く。枝には髄膜が段々に
並び、チョウセンレンギョウと似ているが、チョウセンレンギョウ
のような節はない。葉は長さ6~10㎝ほどの長楕円形で、上半部に
鋸歯がある。
いずれも日当たりのよい場所を好む。耐寒性、耐暑性ともにあり、
土質も選ばず丈夫。刈り込みも可能なので、生け垣にもできる。
殖やし方:挿し木、株分け、とり木(地面に接した枝から自然に発根)

一関市東山町のレンギョウ(連翹)
 2007年4月12日



2007年4/12(木)、一関市東山町松川字卯入道に「西前橋公園」
(「ひがしやま病院」と砂鉄川の間)がありますが、そこに「レ
ンギョウ(連翹)」の植え込みがあることを思い出したので、花
の盛りを期待して行ってみたのですが、まだ咲き始めたばかりで
した。







一関市東山町長坂のレンギョウ(連翹)
 2007年4月14日

2007年4/14(土)、一関市東山町長坂の住宅団地に「レンギョウ
(連翹)」が咲いていました。




一関市街地のレンギョウ(連翹)
 2006年4月15日



一関市街地に植えられているレンギョウ(連翹)が見頃を迎えて
います。2006年4/15(土)、一関市中里(石畑)の生協一関店(
コープ・コルザ)の隣にある民家の庭のレンギョウも満開でした。






レンギョウ(連翹)モクセイ科 レンギョウ属
 Forsythia suspensa
中国原産の落葉低木で高さ2~3mになる。幹は直立して伸び、新枝
は多くは枝垂れ、地面についた所から根を出す。

葉は対生し広卵形で長さ3~10cmの単葉であるが、長枝の葉はしばし
ば3個の複葉が混じることもあり、小葉の上半部には鋸歯がある。

 早春(一関では3~5月)、葉が出る前に鮮やかな黄色の花が枝いっ
ぱいに咲く。花は直径2.5cmほど。花冠は深く4裂し、裂片は長楕円形
で先は多少狭くなり、筒部は短い。枝の切断面は中空で、節には仕切
りがある。分布:中国

 なお、レンギョウの仲間には、中国原産の「シナレンギョウ(支那
連翹)F.viridissima」、朝鮮原産の「チョウセンレンギョウ(朝鮮
連翹)F.koreama」、日本に野生している「ヤマトレンギョウ(大和
連翹)F.japonica」と「ショウドシマレンギョウ(小豆島連翹)」が
ある。