一関市浦しま公園のシャクナゲ(石楠花)
/アズマシャクナゲ(東石楠花)2008年4月15日
2008年4月15日(火)、一関市大手町にある「浦しま公園」に行きました。
この公園には水天宮通りに面した出入り口と愛心幼稚園に面した出入り口
がありますが、今回は幼稚園側から入園しました。
ここには、沢山の植物が植えてありますので、時々訪れていますが、この
日はシャクナゲ(石楠花)が花を咲かせ始めていました。そのほかにも、
ヒューガミズキ、コブシ、フッキソウなどが咲いていました。また、フイ
リアオキが真っ赤な実を沢山つけていました。
シャクナゲ(石楠花)ツツジ科 ツツジ属
Rhododendron
シャクナゲという和名の植物はないが、ここでは総称として表題とした。
写真の植物は「アズマシャクナゲ(東石楠花)」である。
日本にはハクサンシャクナゲ、アズマシャクナゲ、ホソバシャクナゲ、
ホンシャクナゲ、ツクシシャクナゲ、キバナシャクナゲなどが分布して
いる。そのほかに変種がたくさん知られている。ツツジ属の中で、花が
枝先につき、花は花芽に、葉は葉芽に別々につき、多年草で厚く革質な
葉をもったグループをシャクナゲと呼ぶ。
高山に生え、黄花をつけるキバナシャクナゲ以外は区別がしにくいが、
葉脚が鋭形で花冠が7裂するのがツクシシャクナゲとホンシャクナゲ、5
裂するのがアズマシャクナゲ。葉脚が凹形なのがハクサンシャクナゲ、
葉が線形なのがホソバシャクナゲ。ツクシシャクナゲの雄しべは14本で、
葉裏に褐色の毛が厚く、ホンシャクナゲは少ない。
コメリ一関店植木売場のアズマシャクナゲ(東石楠花)
2006年5月9日
2006年5月9日(火)、一関市石畑にあるコメリ一関店の植木売場に、
花を沢山つけた「アズマシャクナゲ(東石楠花)」が展示販売されて
いました。
アズマシャクナゲ(東石楠花)ツツジ科 ツツジ属
Rhododendron metternichii var.pentamerum
(Rhododendron degronianum Carriere)
山地から亜高山にかけて生える常緑低木で高さは2~3mほどになる。
茎はよく枝分かれして横に広がり、葉は柄があり互生し、枝先に輪生
状に集まって付く。葉身は6~15cmの長楕円状披針形で、厚くてかたい。
表面は濃緑色で光沢があり、裏面は灰褐色の軟毛で覆われている。
全縁。
花序は枝先に前年形成された花芽から出て、短い花軸に淡紅紫色の花
を5~10個ずつ開く。花は4~6月に咲き、花冠は直径4~5cmの漏斗状鐘
形で、先は5つに浅く切れ込み、内側に濃い紅色の斑点がある。雄しべ
は10本、雌しべは1本。果実は長さ1.5cm。
分布:本州(岩手・山形県~長野・静岡県)。岩手県では県南地方で
庭木として植えられている。この種の分布の北限は宮城県花山村とされ
ていたが、近年、岩手県奥州市胆沢区の前川上流部にも生育しているこ
とが確認された。
なお、高山に多い「ハクサンシャクナゲ」は花の内側に淡緑色の斑点
があり、葉はやや薄く幅が広い。
[以上、岩手日報社発行「岩手の樹木百科」(岩手大学教授・菅原亀悦
編著)ほかより]
/アズマシャクナゲ(東石楠花)2008年4月15日
2008年4月15日(火)、一関市大手町にある「浦しま公園」に行きました。
この公園には水天宮通りに面した出入り口と愛心幼稚園に面した出入り口
がありますが、今回は幼稚園側から入園しました。
ここには、沢山の植物が植えてありますので、時々訪れていますが、この
日はシャクナゲ(石楠花)が花を咲かせ始めていました。そのほかにも、
ヒューガミズキ、コブシ、フッキソウなどが咲いていました。また、フイ
リアオキが真っ赤な実を沢山つけていました。
シャクナゲ(石楠花)ツツジ科 ツツジ属
Rhododendron
シャクナゲという和名の植物はないが、ここでは総称として表題とした。
写真の植物は「アズマシャクナゲ(東石楠花)」である。
日本にはハクサンシャクナゲ、アズマシャクナゲ、ホソバシャクナゲ、
ホンシャクナゲ、ツクシシャクナゲ、キバナシャクナゲなどが分布して
いる。そのほかに変種がたくさん知られている。ツツジ属の中で、花が
枝先につき、花は花芽に、葉は葉芽に別々につき、多年草で厚く革質な
葉をもったグループをシャクナゲと呼ぶ。
高山に生え、黄花をつけるキバナシャクナゲ以外は区別がしにくいが、
葉脚が鋭形で花冠が7裂するのがツクシシャクナゲとホンシャクナゲ、5
裂するのがアズマシャクナゲ。葉脚が凹形なのがハクサンシャクナゲ、
葉が線形なのがホソバシャクナゲ。ツクシシャクナゲの雄しべは14本で、
葉裏に褐色の毛が厚く、ホンシャクナゲは少ない。
コメリ一関店植木売場のアズマシャクナゲ(東石楠花)
2006年5月9日
2006年5月9日(火)、一関市石畑にあるコメリ一関店の植木売場に、
花を沢山つけた「アズマシャクナゲ(東石楠花)」が展示販売されて
いました。
アズマシャクナゲ(東石楠花)ツツジ科 ツツジ属
Rhododendron metternichii var.pentamerum
(Rhododendron degronianum Carriere)
山地から亜高山にかけて生える常緑低木で高さは2~3mほどになる。
茎はよく枝分かれして横に広がり、葉は柄があり互生し、枝先に輪生
状に集まって付く。葉身は6~15cmの長楕円状披針形で、厚くてかたい。
表面は濃緑色で光沢があり、裏面は灰褐色の軟毛で覆われている。
全縁。
花序は枝先に前年形成された花芽から出て、短い花軸に淡紅紫色の花
を5~10個ずつ開く。花は4~6月に咲き、花冠は直径4~5cmの漏斗状鐘
形で、先は5つに浅く切れ込み、内側に濃い紅色の斑点がある。雄しべ
は10本、雌しべは1本。果実は長さ1.5cm。
分布:本州(岩手・山形県~長野・静岡県)。岩手県では県南地方で
庭木として植えられている。この種の分布の北限は宮城県花山村とされ
ていたが、近年、岩手県奥州市胆沢区の前川上流部にも生育しているこ
とが確認された。
なお、高山に多い「ハクサンシャクナゲ」は花の内側に淡緑色の斑点
があり、葉はやや薄く幅が広い。
[以上、岩手日報社発行「岩手の樹木百科」(岩手大学教授・菅原亀悦
編著)ほかより]