peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

ユキヤナギ(雪柳)

2008年04月17日 | Weblog
一関市銅谷町のユキヤナギ(雪柳) 2008年4月16日



2008年4月16日(水)、一関市銅谷町の民家の庭のユキヤナギ(雪柳)
が今を盛りと花を咲かせていました。のびやかに枝垂れた枝全体に群
れて咲く姿には、春の明るさがあふれています。







平泉町平泉のユキヤナギ(雪柳)
/コゴメバナ(小米花)2006年5月3日




2006年5月3日(水)、「源義経公東下り行列」を見るために、上の案内
図の「現在地」の所で待っていたとき、沿道の家の前の「ユキヤナギ(
雪柳)」が今を盛りと咲いていました。






ユキヤナギ(雪柳)/コゴメバナ(小米花)
バラ科 シモツケ(スピラエア)属
 Spiraea thunbergii
高さ1~2mの落葉低木で、よく枝分かれする。地ぎわから群れて斜上
するか弓なりに伸び、枝は細く枝先は弓なりに垂れる。
庭や公園に植栽されたものを目にすることが多いが、自生(野生)の
ものもある。野生のものは少ないが、本州中部以西の川沿いの岩場など
に自生し、中国にも分布するという。
葉は短柄があって互生し、長さ2~4cmの狭披針形で、縁に鋭い鋸歯が
ある。
 3~5月、新葉が出ると同時に直径8~10mmの白色の小花を細い枝に密
集して咲かせる。早春から室咲きさせた切花もよく出回る。開花中に
伸び出す細長い葉が秋に美しく紅葉する。

和名は、花の最盛期は雪をかぶったように見えることによるが、「コ
ゴメバナ(小米花)」や「コゴメヤナギ(小米柳)」の別名もある。
分布:本州(関東地方以西)、九州、中国(中西部)

なお、花の大きさ、開花期、樹姿などの変異によって、「雪渓」など
多くの品種が育成されている。
淡いピンクの花を咲かせる「フジノピンキー(フジノピンク)」という
品種もある。蕾の色が濃いので、咲き始めの頃は特にかわいらしい。
従来にない花色品種。[栽培]繁殖は実生、挿木。
シモツケ(スピラエア)属 Spiraea
アジア、ヨーロッパ、北アメリカなどに約80種の落葉低木が分布する。
よく知られた仲間には、「コデマリS.cantoniensis」、「シモツケS.
japonica」などがある。

ハナニラ(花韮)

2008年04月17日 | Weblog
一関市青葉町のハナニラ(花韮) 2008年4月16日




2008年4月16日(水)、一関市青葉町にある山目公民館の駐車場に車を
置いて、青葉町や銅谷町を歩いてみました。民家の花壇に植えられたハ
ナニラ(花韮)が花を咲かせていました。




平泉町のハナニラ(花韮) 2006年5月5日


2006年5/3(水)、平泉町で行われた「源義経公東下り」行列を見るた
め待っていた道路脇の民家の庭に「ハナニラ(花韮)」の花が咲いて
いました。



ハナニラ(花韮)ユリ科 ハナニラ属
 Ipheion uniflorum
南アメリカ(メキシコからアルゼンチンにかけてが)原産の多年草
(球根植物)で、花壇に植えられているほか、繁殖力が旺盛なので、
野生化しているものも多い。

鱗茎は乳白色の卵形で、直径1~2cm。その鱗茎と葉にニラ(韮)の
ような匂いがあること、葉がニラの葉に似ていることから、「ハナニ
ラ(花韮)」の名がある。また、花がアマナに似ているので、「セイ
ヨウアマナ(西洋甘菜)」とも呼ばれる。

葉は長さ10~20cmの線形で地面を這い、3~5月に葉の間から高さ10cm
ほどの花茎が伸びて、ふつう直径3cmほどの花を1個つける。花色はふ
つう白で、やや淡紫色を帯びるものが多い。花びらは先端が尖る。
花は1カ月以上咲き続ける。

園芸品種に花色が濃い「ヴィオラケア」や青紫色の「ウィズレー・ブ
ルー」がある。

ヒゴスミレ(肥後菫)

2008年04月17日 | Weblog
一関市石畑のヒゴスミレ(肥後菫) 2008年4月15日




2008年4月15日(火)、一関市石畑のコープ・コルザ一関の東側にある
農家の庭にヒゴスミレ(肥後菫)が咲いていました。一昨年も同じ日に
撮っていますが、見ごろだったのかもしれません。




一関市街地のヒゴスミレ(肥後菫) 2006年4月15日


2006年4月15日(土)、一関市石畑にある一関コープ(生協)コルザ
のすぐ隣りの民家の石垣塀の隙間に「ヒゴスミレ(肥後菫)」が咲い
ているのを見つけました。
肥後菫が自生しているのは「本州の宮城県以南~九州」ということ
ですから、栽培品だと思いますが、一関では珍しいのではないでしょ
うか!?






ヒゴスミレ(肥後菫)スミレ科 スミレ属
 Viola chaerophylloides var.siebodiana
日当たりのよい山地、草地、道ばた、まばらな林内に生える多年草。
葉は基本的に5つに切れ込み、さらに細かく切れ込んでいるのが特徴。
よく似た「エイザンスミレ(叡山菫)」は葉の切れ込みが大まかで、
全体が3つに分かれている。(基本的に3裂して細裂)花は主に淡ピン
ク色。

花期は4~5月。地中から伸びた花茎の先端に、1つだけ白っぽい花を
咲かせる。花は芳香のあるものが多く、直径1.5cmほどでふつう白色、
ときに淡紅紫色。下側の唇弁には、基の方に紫色の筋がはいっている。
よく栽培されているが、栽培品は野生のものより花が丸みを帯びる。
 分布:本州(宮城県以南)、四国、九州
和名は、熊本で初めて見つかったか、和名をつけるための標本が熊
本産だったのではないかと思われる。