2014年12月5日(金)、奥州市水沢区メイプル4階の催事場で開催中の岩手蘭友会の「第10回秋の洋らん展」[12/5(金)~12/7(日)」を見に行ってきました。カトレア、シンビジューム、デンドロビューム、胡蝶蘭など沢山の洋ランが展示されていました。下記のものは、各種ラン(蘭)の販売コーナーの近くに展示されていた洋ランで、「マキシラリア・テヌイフォリア」です。(名札には「マキシラリア・テネフォーリア」と書かれていました。)
ラン科 マキシラリア属 Maxillaria(Max.)tenuifolia:約300種が フロリダ南部からアルゼンチンまでの広い地域に分布する。一般に小型で常緑性の着生ラン。球茎はふつう匍匐茎で連なり、革質葉を1~2枚頂生する。花茎は球茎の基部より1ないし多数生じ、1花をつける。花は小さく地味な色彩のものが多い。萼片は平開し、花弁は前方へ伸びる。側萼片の基部は合着し短い距をつくる。属名はラテン語のmaxilla(あごの骨)を意味し、横から見た花の形が口を開けた昆虫の顎に似ることによる。
マキシラリア・テヌイフォリア Maxillaria tenuifolia:中央アメリカに分布する着生ラン。匍匐茎は赤褐色の鱗片に包まれ長さ約3㎝で斜上する。球茎は扁卵形で1葉を頂生する。葉は革質で線形、長さ約30㎝。花茎は長さ約5㎝、肉厚で径約4㎝の花を頂生する。花は平開し香りがある。黄色に赤褐色の斑点が全面に入る。開花期は夏から秋。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・ 蘭ラン」より]