peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市舞川のヨーロッパトウヒ/ドイツトウヒ 2015年10月3日(土)

2015年10月08日 | 植物図鑑

2015年10月3日(土)、一関市博物館主催の平成27年度「史跡めぐり~磐井の石めぐり」第1回 舞草・長島方面が、市のバスを使い、舞草史跡調査会舞草神社の協力のもと実施されました。

集合場所に指定されていた一関市職業訓練センター(一関市舞川字西平8-2)の敷地内に植栽されているヨーロッパトウヒ/ドイツトウヒが細長くて大きい球果を沢山付けていました。前日の強風で落下した球果が散らばっていました。

ヨーロッパトウヒ/ドイツトウヒ マツ科 トウヒ属 Picea abies

別名:オウシュウトウヒ。日本には明治中期に渡来した。高さ20~30mになるが、原産地では大きいものは高さ70m、直径2mに達する。樹冠は鋭円錐形または広円錐形で、老木になると枝が垂れ下がる。樹皮は褐色だが、老木になると帯紅褐色または灰色になり、鱗片状に厚く剥がれ落ちる。花は5月に開く。球果トウヒ属の中で最も大きく、長さ10~20㎝の円柱形または長楕円形で、はじめは緑色、9~10月に成熟すると鮮褐色になる。鳩時計の錘はこの球果をかたどったものである。用途:公園・防風樹、建築・土木・器具・楽器材、マッチの軸木、パルプ。分布:ヨーロッパ原産。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]


一関市大東町猿沢のナンブアザミ(南部薊) 2015年10月6日(火)

2015年10月08日 | 植物図鑑

2015年10月6日(火)、一関市大東町猿沢にある観福寺(大東町猿沢字野田前37)に行きました。数年前に紀行家・菅江真澄の歩いた跡を探して妻と2人で歩いたとき、良く解らなかった観福寺からの道がわかりました。寺の裏側から続いている「林道伊勢堂線起点」の標柱が立っている道とのことでした。500mほど歩いて戻りましたが、自動車も通れる比較的広い道でした。道の傍に多数自生しているナンブアザミ(南部薊)と思われる植物が、沢山花を咲かせていました。

 ナンブアザミ(南部薊)キク科 アザミ属 Cirsium nipponicum

 本州の中部地方以北の雪の多い所に普通に生える多年草。日本海側では最も普通のアザミ(薊)。高さは1~2mになる。葉や総苞片の刺は短く、それほど鋭くない。根生葉は花の頃には枯れている。茎につく葉はややまばらに互生し、長さ20~30㎝で、ほとんど切れ込みの無いものから、欠刻状に切れ込むもの、羽状に切れ込むものなど、変化が多い。また、毛の有無や量などもいろいろある。基部は普通茎を抱かないが、やや抱きかけているものもある。

花期は8~10月。枝先に紅紫色の頭花を横向きまたは斜め下向きにつける。頭花は直径2~3㎝。分布:本州(中部地方以北)[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]

 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%83%96%E3%82%A2%E3%82%B6%E3%83%9F [ナンブアザミ:Wikipedia]

 http://mikawanoyasou.org/data/nanbuazami.htm [ナンブアザミ(南部薊)]

 https://minhana.net/wiki/%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%83%96%E3%82%A2%E3%82%B6%E3%83%9F [ナンブアザミ(南部薊)]