peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

北上川学習交流館「あいぽ~と」のエゾユズリハ(蝦夷譲葉)2015年10月10日(土)

2015年10月10日 | 植物図鑑

2015年10月10日(土)、北上川学習交流館「あいぽ~と」(一関市狐禅寺)の裏側にある庭に植栽されているエゾユズリハ(蝦夷譲葉)と思われる樹木が、藍黒色に熟した果実を沢山付けていました。

 ユズリハ(譲葉)トウダイグサ科 ユズリハ属 Daphniphyllum macropodum

 新葉が開いてから、後を譲るように古い葉が落ちることからこの名がついた。山地に生える常緑高木で、庭や公園などにも植えられている。葉は正月飾りに使われる。高さは5~10mになる。葉は枝先に集まって互生し、長さ15~20㎝の狭長楕円形で、縁に鋸歯はなく、表面は深緑色で光沢があり、裏面は白っぽい。葉柄は普通赤いが、緑色のものもある。花期は5~6月。葉のつけ根に長さ4~8㎝の花穂がつく。雌雄別株。花には花弁も萼片もなく、雄花は雄しべの赤い葯が目立つ。雌花は子房が緑色であまり目立たない。果実は長さ1㎝ほどの楕円形で、秋に藍黒色に熟す。分布:本州(福島県以西)~沖縄。

北海道と本州の日本海側の山地に生える変種のエゾユズリハ(蝦夷譲葉)var.humileは高さ1mほどの低木で、ヒナユズリハとも呼ばれる。多雪地の林の下に多く、枝はしなやかで、幹の下部は横に這う。葉はユズリハよりやや小さくて薄く、長さ10~15㎝。花期は5~6月。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]


一関・平泉バルーンフェスティバル2015を観る! 2015年10月10日(土)

2015年10月10日 | 町のイベント

2015年10月10日(土)、一関・平泉バルーンフェスティバル実行委員会・主催の「2015熱気球ホンダグランプリ第3戦 東日本大震災復興支援イベント 一関・平泉バルーンフェスティバル2015」が、一関水辺プラザで始まりました。

これには「熱気球係留体験搭乗」があるというので行ってみましたが、8:30時頃会場に着いたときには、既に「受付終了」でした。

15:00時から24チームが参加して「競技飛行」が行われるようでしたが、そんなに待てないので、すぐに帰って来てしまいました。

(上)磐井川に架かる東大橋

(上と下3つ)実行委員会発行のパンフレット(500円)より

 

 


平泉町長島「吉祥山東松寺」のイチョウ〈銀杏/公孫樹)の実 2015年10月3日(土)

2015年10月10日 | 植物図鑑

2015年10月3日(土)、一関市博物館主催の平成27年度「史跡めぐり~磐井の石めぐり」第1回 舞草・長島方面が、市のバスを使い、舞草史跡調査会舞草神社の協力のもと実施されました。

観音山を後にして「長島(小嶋村=おじまむら・長部村=おさべむら)部地域の名石」を見に、先ず向かったのが吉祥山東松寺(平泉町長島字赤伏前[旧小嶋村]。)で、バスが駐車した近く生えていた大きなイチョウ(銀杏/公孫樹)が、果実を沢山つけていました。

イチョウ(銀杏/公孫樹)イチョウ科 イチョウ属 Ginkgo biloba

 中国原産の落葉高木。化石によると、今から2億年近く前の中生代のジュラ紀にはこの仲間が繁栄していたらしいが、現在ではイチョウだけしか残っていない。日本では室町時代に既に植えられていたといわれ、神社や寺の境内には天然記念物に指定されているような老木や巨木も多い。病虫害や大気汚染に強く、生長も早いため、全国各地の公園や街路にもよく植えられている。秋は黄葉が見事。樹皮は火に強く、材は黄白色。花期は4月。雌雄別株。雄花は多数の雄しべが集まって、長さ2~3㎝の淡黄色の穂になる。雌花は緑色。果実はいわゆるギンナン(銀杏)で、秋に黄色に熟す。外側の柔らかい皮(外種皮)は悪臭があり、被れることが多い。食べる部分は胚乳で、白くて硬い殻に包まれている。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]