peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市東山町長坂のタチバナモドキ(橘擬) 2015年11月4日(水)

2015年11月04日 | 植物図鑑

2015年11月4日(水)、昨日に引き続き朝から良い天気になったので、一関市東山町長坂字町の裏側の道(砂鉄川の堤防に近い道)を散策しました。道路沿いにある民家の玄関先に植栽されているタチバナモドキ(橘擬)が、橙黄色に熟した果実をびっしりと付けていました。

 

 タチバナモドキ(橘擬)バラ科 ピラカンサ(トキワサンザシ)属 Pyracantha angustifolia

 別名:ホソバトキワサンザシ(細葉常盤山査子)。中国西南部原産の常緑低木で、日本には明治時代に渡来した。高さは2~4m。葉は互生または短枝に束生し、長さ5~6㎝の狭長楕円形または狭倒卵形で革質。縁は全縁または腺状の鋸歯がある。葉の裏、萼、小花柄には灰白色の軟毛がある。5~6月、葉の腋の散房花序に直径5~8㎜の白い花を5~10個開く。花弁と萼片は5個。果実直径5~8㎜の平たい球形で橙黄色に熟し、先端に萼片が残る用途:庭木、鉢植え、盆栽、花材。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]


一関市東山町長坂のトウカエデ(唐楓) 2015年11月4日(水)

2015年11月04日 | 植物図鑑

2015年11月4日(水)、昨日に引き続き朝から良い天気になったので、一関市東山町長坂字町の裏側の道(砂鉄川の堤防に近い道)を散策しました。「フラワーショップ花咲」に隣接する所に生えているトウカエデ(唐楓)が、翼果をびっしりと付け、葉を綺麗に紅葉させていました。

 トウカエデ(唐楓)カエデ科 カエデ属 Acer buergerianum

 中国東南部と台湾原産の落葉高木で、江戸時代に中国から入って来たカエデ。紅葉が美しく、丈夫なので、街路樹としてよく植えられ、公園にも多い。高さは10~20mになる。樹皮は灰褐色で鱗片状に剥がれる。葉は対生し、長さ4~8㎝の狭卵形で、浅く3つに切れ込むものが多い。葉の表面は光沢があり、裏面は白っぽい。花期は4~5月。枝の先に淡黄色の小さな花を多数つける。翼果は長さ1.5~2㎝で、あまり開かない。園芸品種も多い。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]


一関市博物館「史跡めぐり~磐井の石めぐり~第2回(大東方面)その3 2015年10月18日(日)

2015年11月04日 | 史跡、名所、

(上と下)「金烏神社」から300mほど離れた次の見学地「小林寺(和照院)跡」へ歩いて行きます。

(上)小林寺(和照院)跡:大東町大原字角明沢

『安永風土記』には、観音堂 右は小葉山観音と唱え来たり候事 小名 小林 同 南向 弐間四間 本尊 正観音 金仏立像 高さ壱尺弐寸、慈覚大師の作と伝えられ、奥州三十三所札所、二拾六番に御座候 とある。現在は、長泉寺(大東町大原)境内に移されたが、観音堂跡の礎石が往時を偲ばせている。[主催者が配布した資料より]

(上)説明する千葉耕士さん 小林観音:奥州三十三観音二十六蕃札所 現在は、亀峰山長泉寺の裏手に安置 観音堂の基礎石がある。大原字角明沢 通称小林 

小林観音堂:大原 長泉寺境内にあるが、もとは西山にあった。安永四年風土記には次のように記されている。 小名、小林にあって昔から「小葉山観音堂」と言っていた(今は、コバヤシ観音と言っているのは、地名の「小林」か「小葉山」の訛音か)勧請されたのは不明。境内は南北七拾間、東西六拾間あって「お堂」は南向き二間四方である。本尊は正観音金仏、長さ一尺二寸で、慈覚大師の作と伝わっている。奥州三拾三所の二拾六番になっている。地主別当は大原寺(泰原寺とも書く)で、祭日は3月17日である。」

[大東町教育委員会(昭和63年9月1日)発行、大東町の寺院 小林観音堂 より]

(上と下2つ)庭園を一般公開している民家(「今年は終了しました」と書かれていました。)

(上と下)道路沿いに「切り出してここまで運ばれて来たような大石」がありました。