peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

北上市和賀町藤根「稲葉湿原」のザゼンソウ(座禅草) 2016年3月17日(木)

2016年03月17日 | 植物図鑑

2016年3月17日(木)、北上市和賀町藤根国道107号線から分岐している県道13号線を1.2㎞ほど盛岡・花巻方面へ進んだ所に「稲葉神社」があるのですが、この神社の(道路を挟んだ)東側に稲葉湿原があり、そこに地域の自治会の皆さんが大切に管理してきたザゼンソウ(座禅草)の大群落があります。この日は暖かい日で、湿原には積雪も無く、観光客が数名見学に来ていましたが、最盛期には未だ早いように思いました。

ザゼンソウ(座禅草)サトイモ科 ザゼンソウ属 Symolocarpus renifolius

 花の頃の姿が、色も形も達磨大師が座禅を組む姿にそっくりなのでこの名がついた。湿地に生える多年草。花期は3~5月で、ミズバショウ(水芭蕉)より少し早い。花穂は暗紫褐色の仏炎苞にすっぽりと包まれている。仏炎苞は長さ10~20㎝で、花には悪臭がある。葉は花の後伸び、直径30~40㎝のほぼ円形。分布:北海道、本州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]

http://www.uchinome.jp/nature/plant/plant8.html [北上市稲葉湿原・ザゼンソウ]

北上市 ザゼン草まつり:3月19日(土)10~14時、ざぜん草の里 稲葉神社周辺、藤根地区交流センター。問い合わせは同交流センター(73-5299)へ。[3/18付『岩手日報』より]


北上市「詩歌の森公園」のハシバミ(榛) 2016年3月17日(木)

2016年03月17日 | 植物図鑑

(上)小枝の左上の赤い芽のようなものは雌花で芽鱗に包まれたまま咲く。右側の長く垂れ下がっている花序に密についているのは雄花

2016年3月17日(木)北上市「詩歌の森公園」に行きました。今年は例年になく暖かな日が続いていて、北上市中央図書館の裏側に植栽されているハシバミ(榛)が、花を沢山咲かせていました。 

ハシバミ(榛)カバノキ科 ハシバミ属 Corylus heterophylla Fischer ex Besser var.thunbergii Blume 

特徴:丘陵地の日当たりのよい所に生育する雌雄同株の落葉低木。茎は基部から多数出て叢生し、高さ2~5mになる。葉は柄があり互生する。葉身は広倒卵形、先は切ったように急に鋭く尖る。

4月、葉が出る前に開花する。雄花序は、前年から枝上に現れ、開花時は黄褐色で、長くひも状に垂れる。雌花序は、雄花の花序より下部の枝に付き、頭状で小さく、鮮紅色の花柱が束になって突き出ているだけである。

果実はほぼ球形、葉状の総苞が鐘状に包んでおり、食用となる。

分布:北海道、本州、四国、九州。岩手県では丘陵地の林縁に見られるが少ない。[岩手日報社発行「岩手の樹木百科」(岩手大学教授・菅原亀悦 編著)より]


「第29回いわて洋ラン展」のディネマ(エピデンドラム)・ポリブルボン 2016年3月11日(金)

2016年03月17日 | 洋ラン

2016年3月11日(金)、岩手蘭友会(会長・及川正道、会員18人)主催第29回いわて洋ラン展」が、水沢メイプル4階催事場(奥州市水沢区横町)で始まったので、早速見に行ってきました。会場内のテーブルに花を沢山つけたディネマ(エビデンドラム)・ポリブロボンが展示されていたのですが、即売コーナーにはもっと多くの花をつけたものがありました。 

ディネマ(エピデンドラム)・ポリブルボン ラン科 ディネマ(エピデンドラム)属 Dinema polybulbon(=Epidendrum(Epi.) polybulbon,Encyclia polybulbon)。

メキシコからホンジュラス、キューバ、ジャマイカなど中央アメリかの標高600~2000mにに自生する矮性の着生ラン。草丈3㎝ほどの小型種で、偽鱗茎は卵形で長さ11~12㎜、径3~7㎜、頂部に1~3枚の葉を出す。葉は楕円状披針形~楕円状卵形、長さ10~15mm、幅4~9㎜。花序は長さ15~30mm、1花をつける。子房小花柄の長さ10~15㎜。花径2~3㎝の花が次々と咲く。花弁と萼片は淡黄色地に茶色を帯び、唇弁は白色。唇弁基部は蕊柱と合着し、肉質隆起が生じる。開花期は冬から春。生長すると芝のように横に広がって殖えるので、ヘゴ板などにつけて栽培するとおもしろい。きわめて強健で低温にもかなり強く、初心者にもおすすめ。Cタイプ。[主婦の友社発行「やさしい洋ラン180種・最新品種と育て方」&山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・蘭ラン」より]