2016年3月11日(金)、岩手蘭友会(会長・及川正道、会員18人)主催の「第29回いわて洋ラン展」が、水沢メイプル4階催事場(奥州市水沢区横町)で始まったので、早速見に行ってきました。会場内のメーンテーブルに花を沢山つけたデンドロビウム・スノーフレーク ’レッドスター’が展示されていました。
デンドロビウム・スノーフレーク ’レッドスター’ ラン科 デンドロビウム属 Dendrobium(Den.)Snowflake 'Red Star'
ノビルタイプのひとつで、茎は矮性で20~30㎝、節間は短く芽吹きよく株立ちとなりやすい。秋にはよく太り、緑のアメ色に完成する。花は濃紫紅色で唇弁の中心は大きな紫黒色の斑紋が入る。カシオープの血を引き早咲き種。花径5~6㎝の中輪種。セッコク(Den.moniliforme)の血が4分の1入っているので、草姿が小柄でコンパクトになり、花つきもよく、栽培は容易。開花期は冬~春で、花もちは約2週間。
よく殖えて作りやすいので1980年代に最も多く生産され、全国へ出回った。現在も多数生産されている。生育期の日当たりをよくし、肥料は早めに施し早めに打ち切る。肥効の長い肥料を使用すると高芽が出やすい。
A(ノビル)タイプ:インド北部~中国などが原産のノビルとその近縁種、交配種。セッコクとの交配種もこの仲間と考えてよい。バルブが完成すると次第に落葉し、寒さにあって花芽ができる。比較的低温に耐え、越冬温度は5~12℃。[主婦の友社発行「やさしい洋ラン180種・最新品種と育て方」&[日本放送出版協会発行「NHK趣味の園芸・世界のラン」より]より]