2016年3月17日(木)、北上市の「詩歌の森公園」に行きました。今年は例年になく暖かな日が続いていて、北上市中央図書館の裏側に植栽されているマンサク(満作)が、花を沢山咲かせていました。また、東側入口の公衆トイレの近くに植栽されているシナマンサク(支那満作)と思われるものも沢山花を咲かせていました。
マンサク(満作)マンサク科 マンサク属 Hamamelis japonica Sieb.et Zucc.
特徴:山地に生育する落葉小高木。葉は短い柄があり互生する。葉身は菱状円形または広卵形で変化が多い。花は2~3月、葉が出る前に咲く。萼片は紅紫色、花弁は黄色で線形。果は長さ10~13㎜、幅8~9㎜で星状毛が密生し、基部に4枚の萼片が残っている。黒色で光沢のある種子が2つある。
分布:本州、四国、九州。岩手県では丘陵地、山地に普通に生育する。なお北上川周辺より以東には葉の大きいオオバマンサクが見られ、北上川以西から日本海沿岸にかけては葉の上半部が半円形、または円形のマルバマンサクが生育すると報告されている。しかし、これらとマンサクとの間は連続的で、明瞭に区別しにくいようである。ここではマンサクとして扱った。[岩手日報社発行「岩手の樹木百科」(岩手大学教授・菅原亀悦編著)より]