peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

遠野・五百羅漢  2016年3月29日(火)

2016年03月30日 | 史跡、名所、

これらの全ての石に羅漢像が線刻されているはずなのですが、厚いコケ(苔)に覆われて見えなくなっている

ものが多かったです。

「愛宕神社」階段登り口前から左側に山道が続いており、「五百羅漢0.3㎞、卯子酉様0.1㎞」とあるので

歩いて行くことにしました。

表示や道しるべが整っているので「五百羅漢」まで迷わずに行くことができました。

(下)愛宕神社への分岐(「愛宕神社0.1㎞」、「卯子酉様0.3㎞、五百羅漢0.1㎞」と書かれていましたが、

五百羅漢」までは更に0.2㎞ほどありました。

(上)この階段を上るとガードレールのある自動車道路に出ました。車で来ればここに出るのです。

(下)入口付近に立ててあった「クマ(熊)に注意」の看板。

(下)東小屋のある駐車場がありました。

(上)この道路は工事中で「行き止まり」になっていました。

 

今から200年余り前に東北地方を襲った度重なる大飢饉[宝暦5、6年(1755,1756)、天明2年(1782)

で、遠野の人々にも多くの犠牲者を出しました。この犠牲者を供養するために大慈寺の義山和尚が、天明2年(1782)

から数年かけて、自然石(花崗岩)に五百体の羅漢像を彫り上げたと伝えられています。羅漢像は立体的な彫刻ではなく、

絵画のような線彫りです。所在地:岩手県遠野市綾織町新里。

(上)句碑「                          」と刻されている。

(下)この標柱には「阿羅漢に供養ごころの夏花摘む 孝子」&「句碑建立記念園(平成10年4月)」と

刻されているように見えました。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%BF%E7%BE%85%E6%BC%A2 [阿羅漢:Wikipedia]

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%94%E7%99%BE%E7%BE%85%E6%BC%A2_(%E9%81%A0%E9%87%8E%E5%B8%82)[五百羅漢:Wikipedia]

http://www.tonojikan.jp/kanko/gohyakurakan.php [五百羅漢:観光情報・遠野市観光協会]

http://www.iwatetabi.jp/spot/detail/03202/177.html?printable=yes [五百羅漢:「こちら岩手ナチュラル百貨店」いわての旅:いわての観光/旅行ポータル]

(下2つ)五百羅漢の見学を終えて、元来た道を卯子酉様の駐車場まで引き返します。途中から寄り道して、

愛宕神社を参拝してきました。


遠野・卯子酉(うねどり)様&カモシカ&クロッカス 2016年3月29日(火)

2016年03月30日 | 史跡、名所、

卯子酉(うねどり)様(卯子酉神社)の近くには、駐車場、トイレ、案内板などが整備されていました。ジュースやコーヒーの

自動販売機も設置されていました。

この日最初に見学した卯子酉(うねどり)様。「遠野物語拾遺」に登場する左手で赤い布を結ぶと願いが叶う

と言われており、人気のパワースポット

愛宕(あたご)神社の階段登り口前にある表示版。左側をどんどん進めば、五百羅漢

にたどり着きます。急な階段を上らずに愛宕神社本殿に行くには、同じ道を進んで、

途中から右折すればすぐです。

赤色地の旗にも白色地の旗にも「卯子酉神社」と書かれています。

遠野の町の愛宕山の下に、卯子酉(うねどり)様の祠がある。その傍の小池には片葉の蘆を生ずる。

昔はここが大きな淵であって、その淵の主に願をかけると、不思議に男女の縁が結ばれた。また信

心の者には、時々淵の主が姿を見せたともいっている。[『遠野物語』拾遺三十五]

 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%AF%E5%AD%90%E9%85%89%E6%A7%98 [卯子酉様:Wikipedia]

http://www.clfuku.com/unedori-jinja.html

http://www.clfuku.com/unedori-jinja.html [卯子酉神社:全国の縁結びの神社]

http://www.genbu.net/data/mutu/unetori_title.htmhttp://www.genbu.net/data/mutu/unetori_title.htm [卯子酉様(遠野)] 

(上)ここにも「愛宕神社」が祀られていました。愛宕山の方を向いて建ててあるので「愛宕神社」の拝殿

思われます。

(上と下)何という神社でしょうか?卯子酉様(卯子酉神社)と同居していました。

神社の裏側に回ったとき、先に参拝を済ませた観光客が、盛んに手招きするので行って

みたらカモシカが1頭だけでしたが、草を食んでいました。1枚撮ってから、カメラを

覗きながら近づい行ったら、じっとこちらを見ながら立たずんでいます。さらに近づい

たところ危険を感じたのか逃げて行ってしまいました。近くに、クロッカスが沢山花を

咲かせていました。

クロッカス アヤメ科 クロッカス属 Crocus vernus

 ヨーロッパ中南部原産で、和名ハナサフラン。「クロッカス」と呼ばれて栽培されている園芸品種は、この

ハナサフランから改良されてできたものが多い。花は大きめで、葉に白い筋が入る花の色紫色絞り

どがあるが、黄色系の品種はない。ラージ・イエローなどの黄色系の品種はC.flavusとC.angustifoliusの雑種

と考えられている。クロッカスの仲間は日当たりのよい所を好み、日が陰ると花が閉じる。[山と渓谷社発行「山

渓ポケット図鑑1・春の花」より]


奥州市水沢区&一関市摺沢のフキノトウ(蕗の薹) 2016年3月26日(土)&3/29(火)

2016年03月30日 | 植物図鑑

 

2016年3月29日(火)、今年は未だフキノトウ(蕗の薹)をアップしていないなアと思いながら、国道14号線

を車で走っていたら、奥州市水沢区稲瀬地区の道路沿いの田圃の土手に群生しているフキノトウ(蕗の薹)

みつけました。

2016年3月26日(土)に見つけた一関市大東町摺沢の小原書店の庭に生えていたフキノトウ(蕗の薹)

 フキ(蕗)キク科 フキ属 Petasites japonicus

山野に生える多年草。淡緑色の苞に包まれたつぼみ「フキノトウ(蕗の薹)」で、ほろ苦い早春の味として

人気がある。葉や葉柄も食べられる。葉は幅15~30㎝のほぼ円形。花期3~5月。雌雄別株。雄株の頭花

は黄色っぽく、雌株の頭花は白っぽい。北海道や東北地方に分布するアキタブキ(秋田蕗)var.giganteusは

葉が直径1.5mと大きく、葉柄は長さ2mにもなる。市販のフキはほとんどがアキタブキの栽培品。分布:本州

~沖縄 [山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]

 

 


北上市「サトウハチロー記念館」のクリスマスローズ・オリエンタリス 2016年3月29日(火)

2016年03月30日 | 植物図鑑

2016年3月29日(火)北上市「展勝地公園」のすぐ傍を通っている国道107号線をマイカーで走

っていたら、「展勝地」バス停付近の山側に群生して、白い花を咲かせている草花が見えました。大

駐車場に車を駐め、トイレ休憩のあと、行ってみたら大部分がアズマイチゲ(東一華)でしたが、1群

だけキクザキイチゲ(菊咲一華)が混じっていました。

また、公園内にある「サトウハチロー記念館・叱られ坊主」の庭に植栽されているクリスマスローズが花を

沢山咲かせていました。「春咲きクリスマスローズ(レンテンローズ)」と呼ばれている園芸品種と思われ

ます。

クリスマスローズ・ニゲル キンポウゲ科 ヘレボルス属 Helleborus niger 

特徴:クリスマスローズ属はヨーロッパ、地中海沿岸、西アジアなどに約20種が分布。ヨーロッパの温かい

地方でクリスマスに開花するニゲル種と、春先に咲くオリエンタリス種はよく混同される。無毛の常緑多年草

根生葉は鳥足状で葉は案緑色で長楕円形。7~9裂し、縁の上半分に規則正しい鋸歯がある。高さ15~20㎝で、

頭頂部に白色の大型花を2~3個咲かせる。様々な園芸種が流通している。花期:12~2月。分布:ヨーロッ

パ(中~南部)、西アジア。

栽培:日当たりでも育つが、直射日光が当たらない半日蔭で管理する。過湿を嫌うので灌水は乾き気味に管理

する。有機質の置き肥を多めに与えて肥培する。2~3年に1回、秋に根をよくほぐして植え替える。硬質赤玉

土・硬質鹿沼土の混合土で大きめの深鉢に水はけ良く植え付ける。株分け、実生で殖やす。[栃の葉書房発行

「別冊趣味の山野草・山草図鑑」より]