peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

岩手蘭友会「第29回いわて洋ラン展」のカタセツム・レベッカノーザン 2016年3月11日(金)

2016年03月25日 | 洋ラン

2016年3月11日(金)、岩手蘭友会(会長・及川正道、会員18人)主催第29回いわて洋ラン展」が、水沢メイプル4階催事場(奥州市水沢区横町)で始まったので、早速見に行ってきました。会場のメーンテーブルに「カタセタム・レベッカノーセン」という名札をつけたランが展示されていました。

カタセツム・レベッカノーザン ラン科 カタセツム属 Catasetum(Ctsm.)Rebecca Northen

 Grace Dunn×roseum、1971年登録。本属中の小型の交配種。球茎は卵形で3~7㎝、花茎は球茎の基部より生じ10~15㎝に伸び、鉢の外へ下垂する。花は径2.5㎝、淡紫桃色で基部やや淡く、唇弁の周辺は細かい欠刻をなし毛状となる。弱い芳香を有する。開花期は通常冬から春。[個体]’ミッカビ’ 'Mikkabi'花径約3㎝、淡紫桃色の良個体。

カタセツム(カタセタム)属: 約70種と数種の自然雑種が中、南アメリカの熱帯に分布する。落葉性の着生ランで多肉質の球茎は紡錘形で数節をもつ。葉は茎の上部に数枚つき、長楕円形で薄く、襞(ひだ)が多い。花茎は球茎の下部より生じ、直立または湾曲し下垂する。花はふつう多肉質で数~多数つく。小さな株では雄花をつけ、大きくて日当たりがよい株では雌花をつけるが、まれに混生したり中間的な花をつけることがあり、分類が困難になっている。雄花は形や色が複雑で、蕊柱には花粉をはじき飛ばす仕組みがある。雌花はふつう倒立して半開し、ヘルメット状の唇弁が目立つ。属名はギリシア語のkata(下の)とラテン語のseta(突起)からなり、雄花の蕊柱の下部にある2本のアンテナ状の突起に由来する。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・蘭ラン」より] 


岩手蘭友会「第29回いわて洋ラン展」のデンドロキラム・アラクンテス(レッド) 2016年3月11日(金)

2016年03月25日 | 洋ラン

2016年3月11日(金)、岩手蘭友会(会長・及川正道、会員18人)主催第29回いわて洋ラン展」が、水沢メイプル4階催事場(奥州市水沢区横町)で始まったので、早速見に行ってきました。会場のメーンテーブルに「デンドロキラム・アラクンテス(レッド)」という名札をつけたランが展示されていました。下記のWebサイトにある「デンドロキラム・ウェンゼリー」によく似ています。

デンドロキラム・アラクンテス(レッド) ラン科 デンドロキラム属  Dendrochilum

デンドロキルム属:約100種がタイからニュー・ギニアに至る広い範囲に分布している。一般に樹上や岩上に着生する常緑多年草。茎は紡錘形~卵形で、1節からなる球茎となり、先に1葉をつける。葉は線形~狭楕円形、やや肉厚で、長い柄があり、花茎は球茎の基部から生じる種と、花序は新しい葉と共に出て、球茎の先端から生じる種があり、細く垂れ下がり、密に多花を2列につける。花小型で弁質は薄く、色彩は白色、黄緑色、赤褐色など。萼片と花弁はほぼ同じ形で、花弁は萼片より小さく、唇弁は切れ込まないかまたは3裂し、側裂片は小さく、中裂片は大きい。蕊柱の側面に糸状の長い突起があり、花粉塊は4個ある。芳香のある種が多い。属名はギリシア語で「樹の唇弁」を意味し、樹上に着生することと唇弁をもつことに因む。垂れ下がる細長い花序の形に因んで、「首飾りラン」の愛称がある。セロジネ属Coelogyneに近縁であるが、花が小型で多数つき、蕊柱に突起があることで異なる。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・蘭ラン」より]

http://www.yasashi.info/te_00006.htm [デンドロキルムとは:ヤサシイエンゲイ]

 http://store.shopping.yahoo.co.jp/youranhanaitiba/ss0001.html [デンドロキラム、ウェンゼリー:洋蘭花市場]

http://hanazukusi.exblog.jp/17680372/ [デンドロキルム・ウェンゼリー:花の仲間調べ] 


岩手蘭友会「第29回いわて洋ラン展」のフラグミペディウム・ベッセアエ  2016年3月11日(金)

2016年03月25日 | 洋ラン

2016年3月11日(金)、岩手蘭友会(会長・及川正道、会員18人)主催第29回いわて洋ラン展」が、水沢メイプル4階催事場(奥州市水沢区横町)で始まったので、早速見に行ってきました。会場のメーンテーブルに花色が違う「パフラグミペディウム・ベッセアエ」が展示されていました。

 フラグミペディウム・ベッセアエ ラン科 フラグミペディウム属 Phragmipedium (Phrag.)besseae

 コロンビア、エクアドルとペルーの標高1000~1500mの地に生じる。葉は数枚つき、長楕円状披針形、長さ15~50㎝。花茎は直立し、長さ20~60㎝、ちきに分枝し、1~5花をつけ、1花ずつ開花する。は平開し、径6~7.5㎝、橙赤色、肉厚。花弁は長楕円状披針形、長さ3~3.5㎝、水平に開帳する。唇弁は長卵形、縁は内へ曲がり、袋には弁質の薄い縦筋が入る。花粉塊は粉粒質。開花期は夏。

フラグミペディウム属 Phragmipedium(Phrag.):約15種が中、南アメリカに分布し、地生または着生する。中~大型で常緑性。形態はオアフィオペディルムPaphiopedilumに似る。茎はごく短く、幅狭い葉を左右に数枚展開する。葉は線状披針形、革質。花茎は茎頂より生じ、直立または斜上、ときに分枝し、2~多花をつける。花は全花同時に開花する種と、1花ずつ順次開花して長期間にわたる種とがある。側萼片は2小が合して下方につき、唇弁は袋を形成する。雄蕊は2個。花粉塊は粉粒質から粘質まで変化がある。属名はギリシア語のphragma(分割、隔壁)とpedilon(上靴)の2語からなり、子房に隔壁があって3室に分かれていることによる。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・蘭ラン」より]

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%B0%E3%83%9F%E3%83%9A%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A6%E3%83%A0%E5%B1%9E [フラグミペディウム属:Wikipedia]

 http://www.yasashi.info/hu_00002.htm [フラグミペディウムとは:ヤサシイエンゲイ]

 http://stewartia.net/engei/orchid/Paph/Phrag.html [フラグミペディウム]