peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市「花と泉の公園・ぼたん園」のハナズオウ(花蘇芳)紅紫色花 2017年5月9日(火)

2017年05月15日 | 植物図鑑

2017 年5月9日(火)、「ぼたん・しゃくやく祭り」[4/29(土)~6/7(日)]が開かれている一関市花泉町の「花と泉の公園・ぼたん園」(一関市花泉町老松字下宮沢159-1)に行ってきました。

未だ花数が少ないため「入場無料」になっていましたが、私は1年間有効のパスポート(2,000円)を購入していたので関係ありませんでした。

ぼたん園の「ぼたんハウス」という名のレストラン・休憩所を過ぎて、「しゃくやく園」(開花株は全く無し)の表示板を見ながら左側に曲がったら「ハナズオウ(花蘇芳)」の名札を付けた樹木が、紅紫色の花を沢山咲かせていました。この花の隣には、白色花のものも植栽されていました。

 ハナズオウ(花蘇芳)マメ科 ハナズオウ属 Cercis chinensis

中国原産の落葉低木。葉が出る前に紅紫色の花が枝いっぱいに群がって咲くので、公園や庭などに広く植えられている。和名紅紫色花の色(古くから染料植物として用いられるジャケツイバラ科ジャケツイバラ属のスオウの心材から採れる美しい虹色に似ていること)に由来する。

原産地では高木になるが、日本では高さ5mほどで、比較的寿命が短い。樹皮は灰白色で、若い枝はジグザグに曲がる。は互生し、長さ5~8㎝の円形または広卵形で、先は短く尖り、基部はハート形。花期4月は長さ2㎝ほどの蝶形豆果は長さ5~7㎝で平たく、黒褐色に熟す。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]


一関市「花と泉の公園・ぼたん園」のモクレン/紫木蓮 2017年5月9日(火)

2017年05月15日 | 植物図鑑

2017 年5月9日(火)、「ぼたん・しゃくやく祭り」[4/29(土)~6/7(日)]が開かれている一関市花泉町の「花と泉の公園・ぼたん園」(一関市花泉町老松字下宮沢159-1)に行ってきました。

未だ花数が少ないため「入場無料」になっていましたが、私は1年間有効のパスポート(2,000円)を購入していたので関係ありませんでした。

ぼたん園の「ぼたんハウス」という名のレストラン・休憩所を過ぎて、「しゃくやく園」(開花株は全く無し)の表示板を見ながら左側に曲がったら「モクレン(シモクレン)」の名札を付けた樹木が、花を沢山咲かせていました。ただ、この花から推測すると「トウモクレン」モクレンの園芸品種「マグノリア・スーランジアナM.×soulangianaではないかと思われます。 

モクレン(木蓮)モクレン科 モクレン(マグノリア)属 Magnolia liliiflora

白い花が咲く「ハクモクレン(白木蓮)」に対して、「シモクレン(紫木蓮)」とも呼ばれる。中国原産の落葉小高木で高さは3~5mになる。は互生し、長さ8~15㎝の広倒卵形で、先は短く尖る。花期4~5月で、ハクモクレンより少し遅い。葉が開く前に枝先に長さ10㎝ほどの赤紫色の花をつける。花弁は6個で、あまり開かず、内側は色が淡い。

トウモクレン(唐木蓮)はモクレンの変種で、花はモクレンより少し小さい。花弁は先がやや尖り、内側はモクレンより白っぽい。

マグノリア・スーランジアナM.×soulangianaはモクレンとハクモクレンの交雑によってできた園芸品種群で、花の色や形は変化に富んでいる。日本でサラサモクレンニシキモクレンと呼ばれるものもこのグループに入る。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]