2017年7月30日(日)、えさし郷土文化館(奥州市江刺区岩谷堂字小名丸102-1)の「平成29年度相原康二館長の
ツキイチ講座・菅江真澄の『かすむこまがた』を読む」を受講した後、妻の求めに応じて江刺区米里人首地区を訪ね
ました。この日は、時間が遅かったので、中沢トコトン水車と中沢麓山神社など数か所を見学しただけで帰ってきま
した。 中沢麓山神社に行くために、ゴミ小屋と思われる小屋の前に車を駐めて、見学した後、伊手西風102にある奥
州市立伊手小学校のグラウンド側裏手の杉林の中にある源休館跡&地神坊稲荷神社を見て帰ってきました。
伊手小学校の前を通り、裏側のグラウンドの方に行ったら、車道の傍の草むらに「源休館跡入口P、ここ
から約150m」と書かれた看板がありました。
(上と下4つ)入口を入り、80mほど進んだ所に民家がありました。その右手に上り小道があり伊手小学
校の校庭があり、さらに30mほど進んだ所に岩手県観光連盟が設置した「伝説源義経北行コース・源休館
跡」の案内板がありました。
(下)さらに10mほど進んだ杉林の中に、3つの巨石からなる「地神坊稲荷神社」と呼ばれている古社が
ありました。横たわる2つの巨石の間に三角形の屋根がかけられ、その下にお稲荷様の祠が置かれていま
した。この巨石、元は一つだったような形状に2つに割れていました。その前に立てられていた標柱には
下記の通り書かれていました。
「明治風土記」によると、社内に周囲約12mの大杉と、狐石と呼ばれる3つの巨石があり、2つは宮の
左右に立ち、高さ約3.6m、長さ12.6m。宮の前にあるもう1つの石は高さ約1.5m、長さ3.6mほど。明
治43年の正月に、浮浪者が大杉の洞穴の中で焚火をした。この残り火で火事となり、7日7晩燃えたとい
う。焼残木は伐採して高値で売却した。今でも根もと周囲に黒く焦げた焼け跡を確認できる。」
http://home.s01.itscom.net/sahara/stone/s_tohoku/iwa_genkyukan/genkyukan.htm