2017年8月20日(日)、久しぶりに岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行って
きました。’平成29年6月2日に「研修温室」が「展示温室」と名前を改め、展示内容もリニューアルし
た’とのことで、従来の「中温室」「高温室」「低温室」から「亜熱帯果樹エリア」「食虫植物コーナー」
「エアープランツコーナー」「アナナスコーナー」「ランコーナー」に変更されていました。
亜熱帯果樹エリアでは、バナナ、レモン、アボガド、スターフルーツ、パイナップル、ドラゴンフルーツ
、サトウキビ等主に沖縄県で栽培されている果樹が栽培されていました。この日、バナナが果実と花をつ
けていました。
バナナ バショウ科 バショウ属 Musa acuninata
インド原産の多年草で、果実を食用にするため、世界の熱帯地方に、くまなく
広まった。姿がバショウ(芭蕉)にそっくりなので、「ミバショウ(実芭蕉)」
とも呼ぶ。花は赤紫色の大きな苞葉のつけ根に多数並んでつく。生食用、料理用
に多くの品種があるが、栽培されているバナナは全て種子なしである。多くは
3倍体の品種で、長い年月の間に選択育成されたものという。葉は中央の脈の左右
に支脈が平行に並び、強い風が吹くと支脈に沿って裂けやすい。
よく温室に植えられている高さ2mほどの小形のものは、「三尺バナナ」という
品種で、育てやすくよく結実する。果実ができると、その株は枯れてしまうので、
傍に出ている子苗を育てる。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]