peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

岩手県立花きセンターのタマアジサイ(玉紫陽花) 2017年8月20日(日)

2017年08月23日 | 植物図鑑

タマアジサイ:花形に変化があり、夏の茶花として用いられる。近畿地方以西では栽培しにくい。

2017年8月20日(日)、久しぶりに岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行って

きました。’平成29年6月2日に「研修温室」が「展示温室」と名前を改め、展示内容もリニューアル

た’とのことで、従来の「中温室」「高温室」「低温室」から「亜熱帯果樹エリア」「食虫植物コーナー」

「エアープランツコーナー」「アナナスコーナー」「ランコーナー」に変更されていました。

 この「展示温室」の裏側(南西部)に作られている「宿根草見本園」の傍に、タマアジサイ(玉紫陽花)

が植栽されていて、丸くて玉のような蕾を沢山つけていました。蕾がほころび花を咲かせ始めていました。 

タマアジサイ(玉紫陽花)アジサイ科 アジサイ属 Hydrangea involucrata

関東地方~岐阜県あたりに分布し、山地に自生します。土壌の関係からか、不思議と西日本では見かけ

ないアジサイです。伊豆諸島には大型の種類があります。夏の終わりごろ、玉のような蕾から装飾

飛び出し次第に開花します。花色淡い桃色、花形八重・半てまり・てまり・ようらくなど変化に富

みます。開花直後は茶花に珍重されます。江戸時代の記録にあるタマアジサイの一種、「ギョクダンカ」

は、暗緑色の葉に毛がありざらざらします。[栃の葉書房発行「別冊趣味の山野草・あじさいを楽しむ」

より]

額ぶち咲き。装飾花:一重、弁にフリルがある。白色。両性花:薄紫色。花数が多いので盛り上がって

咲く。葉:表面に細かい毛がある。[荒井俊雄・編著「あじさいミニ図鑑・あじさいアルバム200」より]


岩手県立花きセンターのスモークツリー  2017年8月20日(日)

2017年08月23日 | 植物図鑑

スモークツリー:花の後、花柄がのびて、花序全体がモクモクとした感じになる。

2017年8月20日(日)、久しぶりに岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行って

きました。’平成29年6月2日に「研修温室」が「展示温室」と名前を改め、展示内容もリニューアル

た’とのことで、従来の「中温室」「高温室」「低温室」から「亜熱帯果樹エリア」「食虫植物コーナー」

「エアープランツコーナー」「アナナスコーナー」「ランコーナー」に変更されていました。

この「展示温室」の裏側(南西部)に作られている「宿根草見本園」の傍に、スモークツリーの木が4

~5本植栽されていて、花を沢山咲かせていました。花序全体がモクモクとした感じになっていて、まさ

「スモーク(煙)」のように見えました。

スモークツリー ウルシ科 ハグマノキ属 Cotinus coggygria 

中国中部から南ヨーロッパ原産の落葉小高木。日本には明治初期に渡来した。高さは5~8m。は互生

し、長さ3~8㎝の卵形。6~7月、枝先に直径3㎜ほどの黄緑色の花を多数つける。花は小さくてあまり

目立たないが、花の後、花柄が糸状にのび、花序全体が煙(スモーク)のように見えることから、Smo

ke-treeという英名がついた。「ハグマノキ」とも呼ぶ。ハグマはヤクの尾の毛のこと。庭木のほか、切

り花にも利用される。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より] 


岩手県立花きセンターのノリウツギ(糊空木)’ミナヅキ’ 2017年8月20日(日)

2017年08月23日 | 植物図鑑

2017年8月20日(日)、久しぶりに岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行って

きました。’平成29年6月2日に「研修温室」が「展示温室」と名前を改め、展示内容もリニューアル

た’とのことで、従来の「中温室」「高温室」「低温室」から「亜熱帯果樹エリア」「食虫植物コーナー」

「エアープランツコーナー」「アナナスコーナー」「ランコーナー」に変更されていました。

この「展示温室」の裏側(南西部)に作られている「宿根草見本園」の傍に、ノリウツギ(糊空木)の

園芸品種で、花が全部装飾花に変化したミナヅキが多数(10本ほど)植栽されていて、花を沢山咲かせ

ていました。 

ノリウツギ(糊空木) アジサイ科 アジサイ属 Hydrangea paniculata 

日当たりのよい山野に生え、高さ2~4mになる落葉低木。樹皮から摂った粘液を紙漉きのときの糊料

したのでこの名がある。別名:ノリノキ、サビタ。葉は対生、時に3輪生し、長さ5~10㎝の卵状楕円形

で、先は鋭く尖り、縁に細鋸歯がある。7~8月、枝先に円錐花序を出し、小形で5弁の両性花多数とそ

の周辺に直径1~5㎝の装飾花をつける。装飾花には花弁状の萼片が4個ある。装飾花は白色、時に淡紅

色。 園芸品種ミナヅキcv.Grandifloraは花が全部装飾花用途:庭木、細工物、パイプ、製紙用糊。

分布:北海道、本州、四国、九州、南千島、サハリン、中国、台湾。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑

・日本の樹木」同「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]