きょう(11/18)は、JR大船渡線陸中松川駅(無人駅)の隣にある「石と賢治のミュージアム・太陽と風の家」(一関市東山町松川字滝ノ沢149-1)に行ってきました。一関市民に無料入場券(大人300円)が配られたので、何度も見たところですが入館してみました。
ここには、宮沢賢治が死ぬ2年ほど前まで関わっていた旧東北砕石工場が保存されていて見学できます。詳しいことは、下記のURLにアクセスしてみてください。
http://www.ishi-kenji.jp/
この施設がある近くの民家の庭で、ヤブサンザシ(藪山櫨子)の真っ赤に熟した果実を見つけました。個体数が少ないので見る機会があまりない樹木だそうですのでラッキーだったと思います。
ヤブサンザシ(藪山櫨子)ユキノシタ科 スグリ属 Ribes fasciculatum
山野にまれに自生する落葉低木。株立ちで、高さ1mぐらいになる。若枝は灰白色。はじめ軟毛が密生するが、のちに無毛。樹皮は次第に縦にはがれて、暗赤褐色に変わる。
葉は互生し、葉身は長さ2~6cm、幅2.5~6cmの広卵形で、掌状に浅く3~5裂する。基部は切形または浅いハート形。裂片のふちには欠刻状の鈍い鋸歯がある。質は草質で薄く、両面とも短い軟毛がある。葉柄は長さ2~3.5cm、短い軟毛と長毛がある。
花は雌雄別株。4~5月、前年枝の葉腋に黄緑色の小さな花が1~数個束生する。花弁はへら形で、ごく小さく、直立する。
果実は液果。直径7~8mmの球形で、10~11月に赤く熟す。種子は長さ約3.5mmの楕円形。熟した果実はうまそうに見えるが、苦くて食えないとのこと。
和名の由来は、藪に生え、果実がバラ科のサンザシに似ていることによる。