peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

岩手県沢内村のカタクリ(片栗)/カタカゴ

2006年04月15日 | Weblog


4月14日付地元紙「岩手日々」に、「”初夏”の陽気 かれんに咲く 一関市川崎・カタクリの花」の見出しで画像入りの記事が掲載されました。今年はまだ撮っていないのですが、この記事を見て、昨年(2005年)5月11日に行って撮ってきた岩手県沢内村安ケ沢(やすがさわ)の「かたくりの里」のカタクリを紹介したくなりました。



沢内村安ケ沢のカタクリは、大きな「オオヤマザクラ」の木の下などに群生していました。その群の中に「白花」カタクリやキクザキイチゲも生えていました。

管理棟の前には、上の画像のモニュメントがありました。









カタクリ(片栗)/カタカゴユリ科 カタクリ属 Erythronium japonicum
 山地や丘陵、雑木林などのやや湿ったところに群生する多年草。葉は地表にふつう2個展開し、長さ10~12cmの長楕円形で、まだら模様があるものが多い。ただし、種子が芽を出し、花が咲き出すまで7年以上かかるという。

 花期は3~6月。雪解けを待ちかねたように花を開き、2カ月足らずで地上から姿を消してしまう。花茎は高さ10~20cmになり、紅紫色または淡紅色の花を1個つける。花弁の基部にW形の模様がある。花は下向きにつき、開くとすぐに長さ4~5cmの花びらを上方へぴんとそり返らせ、長い雄しべ雌しべを前へ突き出して俯きに咲く。花は日が当たっているときだけ開く。

 かつては地中の鱗茎から澱粉を採ったので「片栗粉」という名があるが、現在普通に販売されているものは、「片栗粉」と書いてあっても本物ではなく、馬鈴薯などから採った澱粉とのこと。花も若葉も食べられる。
 分布:北海道~九州

北国に春を告げる花として親しまれている。名前の由来は、万葉集にもその名が見られる古名の「カタカゴ(堅香子)」から「カタコユリ」、さらに「カタクリ」へ変化したものといわれている。別名:カタコ(片子)、カタカゴ(堅香子)

2006年4月13日/蛙とイワウチワ(岩団扇)ほか

2006年04月14日 | Weblog

きのう(4/13)の一関・両磐地方は曇り空ながらも気温が上がり、一関で最高気温が21.5度、千厩20.8度と春を通り越し初夏を思わせるほどの陽気になりました。

 この陽気で外に出し放しにしていた我が家の鉢植えの「イワウチワ(岩団扇)」が花を開きはじめました。
 また、近所の家の庭に植えられている「ミスミソウ(三角草)」や「ヒマラヤユキノシタ」も花を咲かせていました。




庭の手入れをしていた妻が「蛙がいる」というので外に出てみました。妻が目を離した少しの間に見えなくなっていました。
 よくよく探してようやく見つけましたが、周りの木や枯葉、土などに同化していて、一度目を離したらわからなくなるのも道理だと思いました。蛙の名前はわかりません。冬眠していたものかもしれませんが、気の早い蛙であることよと思ったことでした。







カエル(蛙)とイワウチワ(岩団扇)ほか